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2024年
4月
16日
火
新宿ALTA
TVを見なくなって、もうずいぶん経つ。
「TVくらい買え。」と父には何度も言われたし、「偏向報道が、、」と言っても誰も相手にしてくれない。
この十数年、マジ肩身の狭い思いをしてきたが、最近の若者はほとんどTVを見ないという統計が出てようやく悪目立ちしないですむなぁ、と少しほっとしている。
そうは言っても、昔の私は大のテレビ好き。特にフジテレビは一番のお気に入りだった。
全盛期と言われる80年代から90年代、『笑っていいとも!』『鬼平犯科帳』『奇跡体験!アンビリバボー』『踊る大捜査線』、、フジは日本のテレビ界で圧倒的に面白かった。
ヤマハの仕事をしていた頃、生徒さんが応募した『笑っていいとも!」のスタジオ観覧の抽選が当たった。
飛び上がるくらい嬉しくて、生徒さんと私の3人、新宿ALTAスタジオにキャッキャッウキウキ出掛けた。
ADさんの前説から既にワクドキで、誰がゲストだったのかさえ覚えていないという本当に笑っちゃうくらいの舞い上がりっぷりだった。
その後、ヤマハを辞めて、テレビ各局の歌番組にバックの演奏で出演するようになったが、その頃はもうあまり感慨もなく、あれやこれや音楽の仕事をやった挙句にJazzに出会うのだが、あんなに憧れていたテレビを「偏向報道!」と嫌うようになったのは、その間にいろいろな事を見聞きし、考えるようになったからだ。
世間では、若者を中心にじわじわとテレビ離れが始まり、ドラマやバラエティのロケスタッフの横柄さがSNSに度々投稿されて炎上し、業界に長年君臨してきたビッグスターたちのスキャンダルが社会問題にもなった。
先日、1980年に開業-40年以上の歴史を持つ新宿ALTAが、2025年2月28日をもって営業を終了するというニュースが流れた。
収益改善が難しく、経営が厳しかったとのことだ。
一つの時代が終わるなぁと思った。
新宿ALTAは、私のような「いいとも!」世代にとっては、TVの人気者たちが集まるキラキラした場所だった。
業界人は”選ばれし者”だったし、私たち一般人から見れば”特権階級”だった。
そんなイメージを引きずったままの人たちが、今いろいろと問題を起こしているのかもしれない。
テレビからSNSへ人々の関心が移り、一般の視聴者の中から人気者が出る時代になったのだ。
「新宿で待ち合わせの場所って言えば、ALTA前か紀伊國屋さんだったなぁ、、。」
元気に街中を遊んでいた若かりし日々を思い出して一人ふふっと笑った後、急になんとも言えない寂しさが込み上げてきた。
2024年
4月
03日
水
飯山あかりさん
飯山あかりさんは闘う人だ。
イスラム思想研究者、アラビア語通訳の経歴を持つが、近年は保守系論客としてYouTubeや著作で大活躍だ。
今月28日の江東区衆議院補欠選挙で日本保守党の候補として立候補していて、江東区各所の街頭演説のYouTube動画は「魂の辻立ち!」とネット民の注目を集めている。
私が日々、鬱々と憂いていることを、まぁすっぱり小気味よく語ってくれていて、政治家の街頭演説にここまで心が動くとは思わなかったのでちょっと驚いた。
2024年
3月
27日
水
羊の。。。
世界にはたくさんの国があって、人種も文化もそれぞれ違う。
よく知っていると思っていた国に思いもよらない風習や習慣があって、「えっ?」と驚くこともある。
日本文化も、今でこそアニメの影響もあって世界中で知られているが、こんなに人気になる前はほとんどの外国人にとって未知の文化だった。特に食に関して、、。
魚を生で食べるという習慣が西欧人にはなかったんだろう、オーストラリアだったか、めちゃくちゃ活きのいい魚を店頭に並べた日本人の魚屋さんが動物虐待で訴えられた、なんてニュースを昔読んだ。
ヨーロッパで初めて開業したラーメン屋さんが、お客さんたちがラーメンのスープが冷めるまでずっと食べないで待っている、と嘆いた話や( 向こうの人はだいたい猫舌… )、 日本人が蕎麦を啜る音を聞いた外人が発狂した話など、食に関する異文化エピソードは数限りなくある。
つい最近、アイスランドのサスペンス映画『湿地』を観た。
北欧の犯罪ミステリー映画は結構好きだ。
全体が寡黙で重くて、独特のテンポと緊張感がある。
だいたいが救いのない結末で、その悲哀感が日本人の感性とどこか似てたりする。
『湿地』の主人公の刑事は一人暮らしで、職場からの帰り道にテイクアウトのお店に寄って夕食を買う。
「いつものを?」
「ああ、羊の頭をくれ。」
ふ〜ん? マクドナルドみたいなお店の地域限定メニュー( 月見バーガーとか )の隠語かな?
と思っていたら、家に帰り着いて彼が食べ始めた”それ”は、正真正銘、”羊の頭”だった。
目玉をナイフでくり抜いて頬張ると、バリバリとその小さな頭の肉を剥がして美味しそうに食べ始める。
私は「ひえ〜、、。」と心の中で叫んだ。
いきなりのショッキングな映像にたじろいでいると、映画は何事もなかったように淡々と進行していく。
数分後、「あぁ、これってアイスランドの日常なんだ。」と理解した。
後でWikipediaで調べたら、アイスランドの”スヴィーズ ”という伝統料理だった。
2024年
3月
14日
木
ネット民 -Part2-
インターネットが唯一大事な情報源だと感じたのは、東日本大震災の時だ。
福島第一原子力発電所が、巨大津波によって原子炉冷却用の電源を完全喪失。
メルトダウン、水素爆発、放射能汚染という恐ろしい危機が迫っていた。
日本がいったいどうなってしまうんだろうという恐怖で、一日中、PCにかじり付いていた。
地上波TVのニュースや政府の会見を見ても、「直ちに健康に影響はない」とか同じことの繰り返しで、何が起きているのかさっぱり分からない。
日本の大手メディアが知らせない科学的事実を、ドイツやアメリカの調査チームが独自に報道していることをネットで知って、「どうなってんの、これ?」と思った。
日本国民が知るべき大切な情報なんじゃないの?
一方、ネットが伝えるニュースは真偽不明や絶望的なものも多かったが、少なくとも日本政府が迷走していること、海外が事故をどう見ているのか、よく分かった。
自衛隊の隊員たちの献身的な活動、そして今まで一部の国民からどれだけ心無い仕打ちを受けてきたかも、ネットで初めて知る事実だった。
その後何年か経って、『報道しない自由』というのが社会の一般常識(笑)になった。
大手メディアは意図的に事実を選んで、あるいは自社の主張に沿うように歪めて報道する--メディアとはそういうものなのだということを、普通の人たちも気付くようになったのだ。
TVや新聞しか見ない人たちと、ネット民たちが見ている社会は、たぶん相当違うんだと思う。
そんな歪な現象は日本だけだと思っていたら、民主主義大国のアメリカはもっと酷いことになっていた。
2020年の米大統領選挙の時、私はこのブログで我ながら呆れるほど大騒ぎしたが、あの時から今に至るまで、CNNなど米ニュースメディアの酷い偏向ぶりは、アメリカ国民にとって既知の事実のようだ。
日本が深刻なのは、TVや新聞が公平で正しいと信じる国民が過半数なことで、NHKが偏向しているなんて言おうものなら、たぶん頭のおかしい変な人と思われるんだろう。
インターネットにはさまざまな情報が乱れ飛んでいる。
どの情報を選び取るのか、検証する手法を持たない人にとっては嘘だらけの恐ろしい場所に見えるだろう。
そこにたむろするネット民も、陰謀論を吹聴する良からぬ人々と思われているかもしれない。
でも、今までアンタッチャブルな権威と見られてきた組織が次々と闇を暴かれ、メディアが『報道しない自由』の行使で社会から隠してきた不都合な真実をたくさんの人たちが知るようになったのは、まさに”ネット民たち”の力だと誇らしく思うのだ。
情報の海の中で日々アップアップしているが、”本当のこと”を見分ける術(すべ)を、これからもっともっと学ばないといけないなぁと思う。
2024年
3月
05日
火
YouTube
先月2/28、吉祥寺のライブスペースを借りて、YouTube用の演奏動画を撮った。これは、人生初めての体験だ。
プライベートで確認用に撮ってみる、というのは何回かあるけれど、公開目的でというのは初めてだ。
ピアノトリオで、『Purple Moon』( 昨年発売されたオリジナルCDの中の曲に少し手を加えた )、『Bolivia』、『Black Nile』( オリジナルアレンジ )、『Moments Notice』』の4曲。
Bassは小杉敏さん、Drumsは高橋徹さん。
演奏を始める前、撮影用のスマホをどの位置にどう置くかで、私の精神状態は既に”極度に慌てて”いる(笑)。
演奏開始と終了時には、ピアノから離れて録音ボタンのon/offに行かなければならないのだが、ピアノに着座してすぐ、ピアノを弾き終わってすぐに次の行動を起こしてしまうので、高橋さんがたまりかねて、
「絶対、動くの早過ぎますよ! 編集の時に困る。」と声をかけた。
そうなのだ。
ピアノを弾くのは慣れているから全く問題ない。
でも、録画するとかたまにやるライブとか、慣れない行動をとる時、私はだいたい”慌てて”いる。
心配性の遺伝子が強力に働くのか、、?
小杉さんと高橋さんが、「性格だねぇ。」なんてからかって笑う。
その言葉にちょっと気持ちが和んで、その後、撮影は順調に進んで終了。
翌日はぼうっと一日過ごして、次の日から編集作業に入った。
編集といっても、どのテイクを使うか選んで、頭と終わりの部分を切り取る作業だけだからまぁ楽だろうと思っていたら、なんだかんだで時間がかかった。
2024年
2月
29日
木
ネット民
ネット民:「1日のうちかなりの時間をネットに費やしている人物、あるいは単なるネットユーザー、またはネットユーザーの中でも特にインターネットを「社会」としてみなしているような人物を意味する語。」(weblio辞書より)
だいぶ前からTVを見なくなって、日々のニュースはもっぱらネット配信、見たいコンテンツは殆どYouTubeだから、私はきっと紛れもないネット民だ。
でも、動画サイトのチャット欄やX(旧ツイッター)に意見を書き込むとかは、一度もやったことがない。
FBに時折、”私ごとのお知らせ”をアップするくらいだ。
このブログであれこれ書くのは、意見表明というよりただ文章を書くことが好きで楽しいのと、ずっと後になって「あの時、こんなこと考えてたんだ!」と驚き呆れるのもきっと面白いだろうと思うからだ。
SNS界隈ではしょっちゅう”炎上”という現象が起こって、たくさんの匿名の人たちが言いたい放題の本音コメントを書く。
そういう文章をたまに目にすることがあるが、言葉使いが丁寧だったり意見が肯定的、あるいは建設的であっても、なんとなく読んでいてモヤモヤする。
多くの人に聞いてもらいたい、書き込みをするほど良い意見だと思うなら何故、匿名にするんだろう?
もっと不思議なのは、公の場で人を罵る、貶める行為が、匿名なら恥ずかしいことではなくなるんだろうか?
2024年
2月
18日
日
H-llA (H2A) とTM-1
2月17日、午前9時22分すぎに種子島宇宙センターから打ち上げられた次世代大型ロケット「H3」試験機2号機が、目標の軌道投入に成功し、衛星の分離にも成功した。
前回の失敗、そして小型固体燃料ロケット「イプシロン」の爆発事故もあっただけに、よけい今回の打ち上げ成功はほっとしたし嬉しかった。
2024年
2月
08日
木
原作改竄
今話題の、”原作者vs脚本家”の問題。
漫画が原作の話ではないけれど、昔、宮部みゆきさんの『模倣犯』が映画化された時のことを思い出した。
ホラー好きの私としては原作をしっかり読んで、ワクワクしながら映画を見たんだけれど、ラストのあまりの衝撃に、
「え、これいいの?こんなことしていいの?」と、びっくり仰天した。
宮部みゆきさんが丁寧に作り込んだ人物像、プロット、世界観を全て吹っ飛ばしたラストシーンで、ここまで無惨なものを見たショックに打ちのめされる思いだった。
2024年
1月
22日
月
日本の技術
今月20日、JAXAの月探査機「SLIM」が、日本の無人探査機として初めて月面着陸に成功した。
着陸時にこけちゃって太陽電池が発電してないということだけど、半径100メートル以内という精度のピンポイント着陸はかなり凄いことのようだ。
旧ソ連、米国、中国、インドに次ぐ5カ国目の快挙で、日本の技術力の高さを改めて知って、めっちゃ誇らしい気持ちになった。
そして思い出したのは、数日前のXの陸上自衛隊の投稿記事。
能登半島地震での自衛隊災害派遣の活動で、ロボット犬”ヤマト”が、避難者の2次避難所までの安全な移送の誘導支援を行なったという内容だ。
2024年
1月
12日
金
能登半島地震・自衛隊
能登半島で、大規模な捜索・救助活動がずっと続いている。
昨日の産経新聞で、自衛隊員の方たちの活動の様子がいくつか紹介されていた。
2024年
1月
03日
水
2024年
新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします m(_ _)m
元旦、能登半島で起きた大地震。
一年で一番、日本中がのんびりまったりする日のはずなのに、突然の災害被害の理不尽さと住民の方々の苦痛・無念を強く思った。
一刻も早く救助活動が進みますように。生命が救われますように。
夕方の発生時には、携帯の防災アプリに矢継ぎばやに何回も緊急速報が届いた。
その不穏なサイレン音にどっぷり不安になって、将来何かあった時-近くあると言われている非常時に持って逃げる物をあれこれ考え始めた。
大体はまとめてある。
ほとんど着の身着のままで避難するのだから、荷物は最小限、水とスマホと充電バッテリー、寒さが凌げて怪我の応急処置ができればいい。あ、カロリーメイトも入れとこ。
ずっと昔に買った緊急災害時セットを引っ張り出してみたら、ホイッスルと懐中電灯が入っていた。
電気もない周り真っ暗なところで生き埋めとかになったら、ホイッスル吹いて「私はここ!」って知らせるんだな、、。懐中電灯は、地面の穴や危険物に近寄らないために必要なのだ。
う〜、恐ろしいなぁ。
あ!でも。
普通に昼間、ハイヒール履いてバック一つ持ってぷらぷら街に出かけた先でいきなり災害に遭ってしまったら、、。
某国のミサイルが飛んできたら。危ない人たちが街なかでテロ攻撃を始めたら、、。
もうね、最後は、気力と体力で生き残るしかない -_-;
トム・クルーズの『宇宙戦争』を思い出した。
2023年
12月
20日
水
雑誌の写真・料理の写真
料理の写真を見るのが好きだ。
インターネットでよく見る”おかずのレシピ”写真ではなく、高級料亭や三つ星レストランの紹介記事で掲載される和食やコースメニューの写真が好きだ。
なぜ好きかと言えば、わぁ美味しそう!とか無性に食欲がわくとか実際にそのお店に行きたくなってしまうとか、そういうのでは全くない。
ただただ美しくて、自然と目を奪われてしまうという感じだ。
ふだん見慣れた食材が、卓越した職人の手によって鮮やかに姿を変え、それぞれ吟味された器に絵のように盛り付けられている。
ピリピリした緊張感が上品な匂いと共に伝わってくるようだ。
2023年
12月
08日
金
地底人
先日、知り合いの女性と話していて、彼女の友人がこのところ”地底人”に興味津々なのだそうだ。
話し出すと止まらないらしい。
「地底人かぁ、、。」
小学生の時に読んだジュール・ベルヌの『地底旅行』を思い出した。
ストーリーはもうすっかり忘れたのだが、確か”地底人”は出てこなかった気がする。
衝撃的な”地底人”が登場するのは、H.G.ウェルズの『タイム・マシン』だ。
獰猛な”地底人”が優美で脆弱な地表人を支配する未来、てな話だった。
彼女の友人が言う”地底人”はたぶん、YouTubeで時々見かける「未来人の予言」とか「宇宙人が明かすこの世界の真実」みたいな動画で語られる、めちゃくちゃ進化した”地底人”のことなんだろうと推察する。
地球の深部には発達した文明を持つ生命体-人類とは異なる知的種族が太古から存在する、それは未来人、あるいは宇宙人ならみんな知ってる共通認識なのだ、みたいな、、。
2023年
11月
07日
火
ザ・ビートルズ
高校生のとき、ほのかに憧れていた人がビートルズのファンだった。
その頃の私は、TVから流れてくる歌謡曲や映画音楽をたまに聞くくらいだったけれど、彼の影響で聞き始めたビートルズはあまりに刺激的でカッコよくて、すぐに夢中になった。
青春の恋はあっけなく終わってしまったが、私のロック熱はその後どんどん加熱していき、ビートルズからハードロック、プログレッシブロック、そしてフュージョン、コンテンポラリーJazzへと広がった。
音楽三昧・波乱万丈(笑)の私の人生は、まさにビートルズから始まったんだなぁ、と思う。
「みっちゃんにもビートルズを好きになってもらいたい。」
憧れの人からの突然の電話。受話器を握りしめながら夢見心地で彼の声を聞いていた私。
高校時代の忘れられない思い出の一頁だ。
その彼は、もうこの世にいない、、。
つい先日、ビートルズの”最後の新曲”MVが世界に配信された。
生前のジョン・レノンが残した一本のカセットテープの音源を基に、最新AIの音声・映像技術を駆使して、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ-「ザ・ビートルズ」の最後のMVが完成したのだ。
あまりに懐かしくて、そして、長い長い時間が流れたことを想って、ぽろぽろと涙が出た。
2023年
10月
29日
日
イスラエルの人
もうだいぶ前のことだ。
どういう経緯だったかはっきり思い出せないのだが、イスラエルから来たある男性-もちろんユダヤ人-にピアノを教えることになった。
知り合いの女性ヴォーカリストの紹介かなんかだったと思う。
日本語もそこそこ話せて、とても真面目で誠実そうな青年だった。
初めは、ヤマハのレッスン室を借りてコードの押さえ方とかやっていたのだが、ある日、彼が「私たちの集会所に、すごく良いピアノがあります。」と言って、ちょっとそのピアノを見せてもらうことになった。
渋谷のどこだったか、閑静な住宅街の一画だったように思う。
その日は薄曇りで、季節は思い出せないのだがちょっと肌寒くて、周りがとても静かだったのを覚えている。
背の高い重厚な網目模様の門扉の奥、20メートルくらい先に、こじんまりとした建物が木々に囲まれて立っていた。
彼は、オートロックに数字を入力して門扉を解錠すると、ゆっくり建物に向かって歩いていく。
後ろについて歩きながら、なんだか物々しい雰囲気だなぁ...と思った。
今でこそオートロックは一般的で見慣れているが、当時はとんでもなく高級な建物でしか目にしないものだった。
建物の玄関に着くと、彼はインターホンを押して誰かと話し、しばらく待つと重そうなドアがガチャッと開いて職員の方が顔を出した。
ピアノが置かれた大広間に歩いていく途中、彼は「驚きましたか?」と、私の顔を見て少し微笑んだ。
”集会所”というから、みんなで集まってコーラスとかチェス( 日本だと囲碁 )とか楽しむところかなぁ、なんて日本の市町村集会所の平和で開放的な場所をイメージしていた私は、その場にちょっとした危険の空気を感じて、顔がもしかしてピクピク引き攣っていたのかもしれない(笑)。
「私たちユダヤ人は、世界中、どの国に行ってもこうです。いつも警戒していないといけないのです。」
彼は淡々と言ったけれど、私は驚くとか同情するとかじゃなく、常時、身の危険を感じながら生きている人たちがいることに、ショックを受けた。理不尽さを感じた。
大広間に置かれたスタインウェイは荘厳で美しく、その豊かな響きで不安な気持ちはすっかり吹き飛んでしまったのだが、その時の重苦しい気持ちは後味悪く残った。
2023年
10月
16日
月
イスラエル
イスラエルが大変なことになっている。
日本人が想像もできないほどの憎悪の連鎖がもう何十年も続いていて、この一週間、非常な緊張状態にある。
幸いなことに私はTVを見ないので、日本の大手メディアが流す”ほんとかな〜?”の状況解説を見ないですんでいる。
もうだいぶ前から、中東関係について、インターネットにある外信や外国人ジャーナリストの記事の方が信頼できると思っていた。
今朝、YouTubeを見たら、イスラム思想研究者・飯山陽氏が盛大に怒っておられて(笑)、日本のメディアや学術界の偏った論調を小気味よく論破していた。
やっぱそうだよ〜、と思って安心した。
それほどの権威を持たない一女性研究者と、立派な肩書きを持ってTVに出まくっている国際政治学者と、どっちを信じるか?
これは人それぞれだし、私自身、中東紛争についてちゃんと勉強したわけではないからはっきりとは分からないのだが、過去にいろいろなニュースやドキュメンタリー報道で見聞きした事と、現在ハマスがやっている極悪非道な事とを考え合わせると、飯山陽さんの主張が正しんじゃないか。
つまり、イスラエルがやろうとしていることを世界は批判できないんじゃないかと思う。
もちろん、歴史を見れば、さらに複雑なんだろう。
中東は、大義名分を掲げるテロリストのせいでまさにめちゃくちゃにされてきて、何が真実なのか、ちょっとやそっとでは分からなくなっている。
だからこそ、専門家の方々には、常にアップデートされた正しい情報を伝えて欲しいとほんとに思う。
イスラエルのことで、今でも強烈な記憶として残っているのは、1995年のラビン首相暗殺だ。
イツハク・ラビンは、イスラエルの首相として、1993年オスロ和平合意 (イスラエルとパレスチナ解放機構PLOの間で同意された一連の協定)に調印した。
この歴史的な瞬間を、私はTVの衛星放送でリアルタイムで見ていた。
アラファトと握手した時の、ラビン首相のこわばった表情を今でもよく覚えている。
世界はこれから良くなるのだと心から思った。
2023年
10月
12日
木
『警察実話怪談』
最近よく見るYouTube動画--”元鑑識官の警察ウラ話チャンネル”さんの『警察実話怪談』。
「元鑑識官が語る警察の業界怪談や面白事件話」ということで、捜査の中で実際にあった幽霊話や警察官勤務の日常など、怖い話が大好きなのと元鑑識官さんの声と語り口がすごく良いのとで、毎回欠かさず見ている。
もちろん、チャンネル登録済み ^ ^v
つい先日、『銀の盾もらったよ!』動画がアップされていたから、やっぱ人気あるんだな。
普段、街中で見慣れている警察官の方々が、私たちの見えないところで過酷な事件捜査・日々の防災防犯活動をしてくれている事や、私のようなフリーランスで自由気ままに仕事をしてきた人間からは想像もできない警察の縦社会っぷり(笑)に、驚くやら唖然とするやらで興味は尽きないのだが、何より、怖い話がもの凄く生々しいのだ。
仲間内で幽霊の話などしようものなら、陰で笑われるかたちまち上司に呼び出されて怒鳴られるかというくらいの、超絶オカルトNGの警察組織の中で、よくぞこれだけ実話怪談を集めたものだと感心する。
所属がバレないように、と内緒でこっそり教えてくれたなんて話も多いらしい。
考えてみれば、犯罪や事故の現場というのは、人が生死の境を彷徨ったり最悪亡くなってしまうような異常な場所だ。不思議な超常現象が起きてもおかしくない。
元鑑識官さんの話は、YouTubeによくアップされている最恐怪談特集のような恐怖感はないのだが、これはほんとにあった事なんだなぁ...と「話半分」ではなく「話全部」の気持ちで聞いている。
これは、UFOの話と似ている。
ロズウェル!とかエリア51!とか、眼をキラキラさせながら語る人(私のような…w)が「UFOを見た!」と騒ぐのと、日々訓練に明け暮れ、出どころ不明の情報や噂話などには耳をかさない自衛隊の方が「UFOを見た。」とこっそり言うのとでは、どうしても真実味が違う。
世の中には、人知の及ばない事って本当にあるのだと思う。
もう一つ、このチャンネルの魅力は、元鑑識官さんのおしゃべりを聞いていて「この人、絶対に几帳面で真面目な人だ。」と思われるのに、時折滲み出てしまうお茶目さだ。
これが、『銀の盾もらったよ!』動画で全開していて笑った。
チャンネル登録10万人達成、おめでとうございます!
これからも楽しみにしています。
そして、全国の現場で働く警察官の方々に、「いつもありがとうございます。」と感謝したいです。
2023年
10月
06日
金
漢字
スマホやPCを使うようになって、すっかり文字を書かなくなった。
手紙も書かなくなって、いざ文章を書こうと思うと漢字が思い出せない。
あれ、横棒一本だっけ?
ここに点、いるんだったっけ?
む〜、字ヅラも思い浮かばない、、。
お店や郵便局で宅配便を頼む、仕事先で領収書に自分の名前と住所を書くとか以外、ペンを持つ事がない。ペンで何かを書くような機会がほぼない。
その一方で、毎日ネットでニュースを読み知識人のコメントをふむふむと聞いたりして、昔のことわざや古風な言い回し、難解な政治・軍事用語なんぞをしばしば目にし耳にする。
なんのこっちゃ、どういう意味だと調べてみると、解説欄にそれらしい漢字がいくつも並んでいる。
へ〜、こう書くんだと感心しつつ、その都度スルッと読み飛ばしてしまうので自覚がなかったが、ふと気付くとあまりに漢字を忘れている。
小学生の時、漢字ドリル帳に30回とか50回とか書いて、宿題もテストも一生懸命頑張ったのに、、。
2023年
9月
28日
木
ある日の渋谷
先日の渋谷『koko』のJazzセッション。
ママさんがうっかり冷房を入れ忘れていて、私は汗だくだくで最初のホスト演奏。
半ば気を失いそうになりながらお客さんと数曲演奏した頃には、冷房もだんだんと効いてきた。
お客さん増えてきたのかなぁ、と背中で感じて振り返ってみると、オーストラリア人の初老の男性二人と可愛らしい日本女性一人のグループが、中央のテーブルに陣取ってビールで乾杯していた。
少し遅れて観光客らしい欧米人のカップルが入ってきて、オーストラリア人グループと「Where are you from?」とかなんとか聞き合ったりして和気藹々、でもちゃんとセッションに参加しているみんなの演奏を聴いてくれていて、なんとも素敵な空間になった。
さらにその後、フランス人の若者と中華系美女のカップルが慌ただしく来店して、わぉ、まるで日本じゃないみたい、、。
外国の方々は楽器を演奏するのでなく、ただお酒を飲みながら音楽を楽しみたい人たちで、こういうラフな雰囲気の中で演奏するのって、何て楽しいんだろうと思った。
オーストラリア人の男性は、片言の日本語で「わたし、空手五段!」と誇らしげに黒帯の写真を見せてくれた。
フランス人の若者は、7年間日本に住んでいるとのことでとても綺麗な日本語で話をしてくれて、こちらのぞんざいな日本語が恥ずかしくなった。
欧米人のカップルはラブラブな雰囲気で話し掛けずらかったのだが、帰り際に女性に「Did you enjoy?」と小さな声で聞いたら「Yes!」と答えてくれた。
お店は、渋谷の駅から徒歩7〜8分くらい。
ゆっくり歩きながら周りを見渡すと、たくさんの外国人がいろんな国の言葉を喋っている。
気付けば、東京は本物の国際都市になっていて、渋谷のスクランブル交差点はまるで世界の中心のようだ。
こうした街の活況と様相の変化は、コロナ収束後、急に加速していて、渋谷に来るたびに目を見張ってしまう。
2023年
9月
15日
金
非人類の、、。
昨日配信された時事通信のニュース。[メキシコ市AFP= 時事]
**メキシコ議会の12日の公聴会で、「人類ではない」生物の遺体とされるもの2体が公開された。
ミイラ化した「非人類の遺体」は、それぞれ小さな展示用ケースに入れられて公開された。
メキシコのジャーナリスト、ハイメ・マウサン氏が2017年にペルーで発見したとして持ち込んだもので、灰色係、人類に似た体型をしている。
マウサン氏は、「彼らは非人類だ。正体が分からないので、地球外生命体とは呼びたくない」と語った。
さらに、メキシコ国立自治大学で行われた炭素年代測定から「約1000年前のもの」であることが示されたと述べた。
以下略**
先日、アメリカ下院委員会で元米情報局員のデービッド・グラッシュ氏が、米当局が未確認航空現象UAPの証拠を隠蔽していると証言したばかりだ。
-このブログでも、もちろん!取り上げた。(2023/6/8「地球外生命体はいる」)-
実は数日前、YouTube番組『闇鍋ジャーナル』で、航空自衛隊元空将・織田邦男氏が、飛行中に複数の部下たちと一緒にUFOを見た話をされていた。
ずっと以前、日航の元パイロットの方が、無乗客で帰還中の日航機のすぐそばをUFOが並んで飛んでいたと話しておられたのも覚えている。
どちらも、当時の世間的には「まっさか〜、またまた〜ww」の反応だったらしいが、宇宙開発のトップランナー・米国が情報開示に乗り出せば、世界中が驚くような”宇宙人の真実”がこれから次々と明らかになるに違いない。
うぅ、感涙、、。
ロズウェル事件(1947年)から苦節76年、ついに真相が明かされる ! ! 、、かも?
2023年
8月
29日
火
りんご酢
近頃、身体に良いと話題のりんご酢。
こういう”身体に良い”系の話はネットにたくさんあって、いつもだいたいスルーするのだが、りんご酢は何故だかピンと来た。
出会いっていうんだろうか(笑)。
スーパーで探して買ってきて、ちょっと飲んでみたらさすがに酸っぱくて驚いた。
お勧めの大さじ1〜2杯なんて絶対無理!と諦めて、半分の量を朝食のジュースに混ぜて飲んでいた。
毎朝のことで、何のために飲んでいるのかもすっかり忘れた頃、あれ?と思った。
最近、元気なのだ。
どこがどうというのではないのだが、全体的に調子がいい。
気のせいか、と深く考えずにいたが、今朝、あ!と気付いた。
これってりんご酢? りんご酢の健康効果?
ということで、一句。
「なんか調子いいな」ふっと気付いたから8月29日はりんご酢記念日
2023年
8月
26日
土
ホラー
夏ということで、ホラー映画をガッツリ見た。
1970年代に始まるオカルト系ホラー映画の爆発的人気に火をつけたのは、『エクソシスト』『オーメン』『ポルターガイスト』等のハリウッド映画だ。
潤沢な資金・驚異的な映像技術・独創的なストーリーで、一躍、映画界の表舞台に躍り出た。
その後も『パラノーマル・アクティビティ』や『インシディアス』など、ヒット作が続々と作られ、日本映画も『リング』『呪怨』など大健闘した。
ジャパニーズホラーは欧米のホラーに多大な影響を与え、お互い刺激し合って、世界的に良質かつ商業的にも価値のあるホラー環境(笑)が出現した。
ところで、欧米のオカルト系ホラーを見ていると、根底に神と悪魔の戦いという壮大なテーマがある事に気付く。
絶対的悪である悪魔の前に、神を信じる善良な人々は全く無力であるという虚無感・絶望感が、底知れない恐怖を生む。
なんだか訳のわからないうちに壮絶理不尽な仕打ちを受け、得体の知れないものに魂を乗っ取られるか、最悪ヤラれてしまうのだ。これは相当怖い、、。
悪魔の絶大な力を知った一部の人たちがその力に縋り、あるいは利用しようとしてアンチ・キリストになり、善なる人々を滅ぼそうとする副次的な恐怖ストーリーまで現れた。
西欧のホラーは、そういう絶対的悪との”戦いの物語”だ。
ヨーロッパには、中世の頃から悪魔や魔女( と呼ぶもの )と戦い続けてきた宗教的な歴史があるから、それは自然なことなんだろう。
2023年
8月
17日
木
池袋演芸場
猛暑が続いてバテ度合いが加速している。
夕方5時を過ぎても全く暑さがおさまらない中、よろよろと池袋まで出かけた。『〆治 しん彌 ふたり会』という落語の催しがあるのだ。
池袋駅から街に出て、地図を確認するのも億劫だったので、駅前交番で「池袋演芸場ってどこら辺ですか?」と訊ねた。
すぐに元気な若い女性警察官が、「あそこのビルの地下ですよ^ ^ 楽しんでくださいね!」と笑顔で答えてくれた。
ふんわり嬉しくなって、私も笑顔になった。
可愛らしい女性の持つパワーはマジ絶大だ。( フェミニズム活動家が、時々訳のわからない事をぐだぐだわ〜わ〜言うが、事実は事実。)
通りを渡り、ビル一階の木戸でチケットを買って、いざ地下の演芸場へ。
2023年
7月
27日
木
米津玄師さん
最近、彼のMVをよく見る。
久しぶりに、音楽がすっと身体の中に入ってきて、心がほんわり暖かくなる感じ、、。
積極的に聞くというより、たまたま聞いて「ふ〜ん、いいな、、。」と思う。
ロイ・ハーグローブ、パット・メセニー、ブラッド・メルドー、チャイコフスキー、マーラー、ラベル、、。
ジャンルは違うけれど、時々、無性に彼らの音楽を聴きたくなる。
単純に言えば”好き♡”ってことなんだけど、もう少し複雑に言うと、心の奥、脳の神経細胞が喜んで小さな声をあげるのが気持ちいい。
涙がぽろぽろ溢れることもある。
Jazzで言えば、奇跡のように美しいアドリブ・フレーズを聞いた一瞬、クラシックで言えば、吟味され考え抜かれたテーマが満を持して出現する瞬間、頭の中のネジがぽ〜んと跳ね飛ぶ。
首から上の神経がざわざわとして、湧き上がってくる何かで身体が痺れる、、。
最近、米津玄師さんの音楽が、私にとってそうなりつつある気がしている。
2023年
7月
22日
土
暑い暑い、、。
連日暑くて大変だ。
その上、少々風邪気味で体調は最悪。
熱でも上がれば朝からベッドで横になるのだが、何回測ってもなかなか37度にならない(笑)。
普段、ぼうっとする時は、何やらむにゃむにゃ頭の中で喋っているうちに考えがまとまる時があって、あ、これ、ブログに書こう、となるのだが、頭の中が不気味なほどしんとしている。
国内の政治ニュースを見て「は〜?」と頭にくることもない。
変だなぁ、、。
なんで平熱なんだろう?
2023年
7月
16日
日
アイスクリーム
アイスクリームは大好物だ。
夏になると、ジャイアントコーンやあずきアイスやスーパーカップ、ちょっと贅沢したい時はハーゲンダッツを2個くらい買い置きしておく。
冷凍庫にアイスがあると思うと、それだけで心豊かな気持ちになる(笑)。
2023年
7月
07日
金
前世占い
20代の頃、職場で”前世占い”というのがちょっと話題になった。
「すっごい当たる占い師さんがいる!」
「友だちが何人も行って、ほんと驚いたって。」
ちゃんと考えれば、前世のこと誰が証言するの?当たるって言われてもねぇ、、ってなるんだけど、そこは若者の無邪気なノリで、「行こう行こう!^o^ 」と盛り上がった。
場所は確か千葉の奥の方だったか、料金は若者にしては「えっ?」と驚くほど高額だったと思う。
結局、一番のり気だった女性に引きずられようにして、彼女と私はその占い師さんの自宅に出かけた。
その人は、私たちと同年輩か少し上ぐらいの若い小柄な普通の女の人で、まるで雑談のようにポツポツ言うだけで期待したようなびっくり発言もなく、私たちは少し拍子抜けして時間を持て余してしまった
2023年
6月
25日
日
どうしてかな? -Part4-
ずっと前に読んだあるネット記事。
欧米の某有名オーケストラの指揮者が替わるという報道だったのだが、交代の理由として、後任指揮者の観客動員能力、寄付を集める力、パーティで聴衆にウケるスピーチができる等が高く評価されたのでは、と推測する内容だった。
もちろん、音楽力は前任後任優劣つけ難かったのだろう。その上で、これからの芸術家にはPR力が求められる、と筆者は語っていた。
2023年
6月
08日
木
「地球外生命体はいる」
昨日の産経新聞ニュース、『UFO論争に一石 米情報機関”内部”告発「地球外生命体はいる」』からの抜粋。
・米国の情報機関の一つである国家偵察局(NRO)などでUFOを含む「未確認空中現象」(UAP)の分析に携わった人物が6日までに、政府機関がUAPに関する情報を違法に隠蔽しているなどと実名で告発。「地球外生命体はいる」とも断言している。
・米政府やその同盟国、防衛請負業者が数十年前から現在に至るまで各地で墜落・着陸した「乗り物」やその破片を回収し、形状や材質などから「非人類由来」だと断定しているなどと指摘した。
・同氏は、回収物から技術情報を解析するリバース・エンジニアリングも行われており、中国やロシアを指す「同等に近い敵対国」も競合してUAPからの技術取得を図っていると説明。「地球外生命体はいる」と断じ、宇宙船と見られる「パイロットの遺体」なども発見されていると主張した。
さらに記事を読むと、同氏は、国家安全保障上の理由から証拠を公表することはできないが、政府は重要情報を隠蔽していると主張し、内部告発者の法的保護を定める制度の適用を申し立てているのだそうだ。
2023年
5月
29日
月
どうしてかな? -Part3-
CDを作るということには、ずっと否定的だった。
それよりは、いつかYouTubeに演奏動画をアップしようと考えていた。
CDよりYouTube動画の方が、即興的に面白いことができるんじゃないかと思ったし、何より気楽にやれそうだった。
コロナ禍が少し落ち着いたら、どんな形でやるか-ソロピアノかバンドか-考えてみようと思っていた。
どうせ急ぐ話じゃない。
自分の中で、一つの目標がいい感じに見えてきていた。
2023年
5月
25日
木
どうしてかな? -Part2-
大学を卒業して地元新潟のヤマハで講師をやっていた頃、東京から来た指導スタッフの先生がこう言った、
「新潟の子はほんとに引っ込み思案で勿体無い。能力があっても、絶対に自分から手を挙げない。」
関東甲信越の他県(群馬や千葉とか)に比べて、新潟に遠慮がちな人が多いのは事実だと思う。
自己PRという文化がなく、話を振られたらまず謙遜するのが普通の新潟人だ。「いやいやそんな、私なんて、、。」
生粋の地元民なのに、私はどっちかと言えば「じゃ〜あたしが、、。」と手を挙げて出ていくタイプ(笑)だったので、同僚たちから変なヤツと思われていたのは間違いない。
2023年
4月
26日
水
ちょっと詩的な、、。
珍しい時間帯に電車に乗った。
平日夕方前の西武新宿線は、ほんの数人が立っているくらいのやや混み具合で、車内のあちこちから若い人たちのお喋りの声が聞こえてくる。
2023年
4月
14日
金
柳の木
先日、親戚の法事で新潟に行った。
前日泊で、その日は幼馴染みのTくんが、「せっかくみっちゃんが来たから。」と新潟で一二を争う老舗の料亭『行形亭(いきなりや)』さんに連れて行ってくれた。
会社の重役さんやお役人さんたちが接待で訪れるという、本物の”ザ・料亭”だ。
予約の時に、「芸妓さんお呼びしますか?」と聞かれたと、Tくんが笑っていた。
まず雰囲気に呑まれ、お座敷に歓声を上げ、お料理がどれもこれも素晴らしくて、命の洗濯ってこういうんだな....としみじみ思ったことだった。
2023年
3月
30日
木
ポワロの危機
今日のCNNネットニュースで、衝撃的な記事があった。
『「犯罪小説の女王」アガサ・クリスティーの小説が軒並み改変されることになる模様、政治的に正しくない表現は失われる』
記事によると、”出版社のハーパー・コリンズは、エルキュール・ポワロやミス・マープルが登場する一部の探偵ミステリーの新たなデジタル版で、人種差別的な言及や現代の読者にとって不快と思われる表現を編集したり完全に削除したりする対応を取った。
対象となる書籍は1920年から76年(クリスティの没年)にかけて出版されたもので、こうした改訂が行われる最新の古典作品になる。
先月には、ロアルド・ダールの児童書の古典(パフィン出版社)が同様の扱いを受けたことが判明しており、作品のファンから、古典文学の書き換えは一種の検閲だと主張する声も出た。”
2023年
3月
13日
月
今までの事、これからの事
大学は国文学専攻だったが、ひょんなことからエレクトーンを始めた。
在学中に資格をとって、卒業後ヤマハの先生になったけれど、教えるより演奏する方が好きで、憧れだったエレクトーンフェスティバル全国大会に出場が決まったのが気持ちの区切りになって、ヤマハを辞めた。
フリーランスになり、シンセサイザー・プレーヤーとしてコンサートツアーに参加し、当時ブームだったコンピューター・ミュージック業界に入れたのはラッキーだった。
それから十数年後、またしてもひょんなことからJazzに出逢った。
持っていたシンセサイザーを全部バッサリ売り払って、これからJazzピアノを本気でやる!と決意して今に至る。
まぁ思い切りの良い人生だなぁ....と思う(笑)。
やりたい事が目の前に現れると他の選択肢が瞬時に無くなるから、迷うとか躊躇うとかあまり記憶にない。
もしかしてあったのかもしれないが、忘れてしまった。
ちょうど、映画『インターステラ』を見て感動したばかりなせいか、Jazzをやることは運命の流れだったのかもしれない、なんて思ったりする。
全てはこの時点に向かっていた!とか、、(笑)。
何故そう感じるのか、改めて考えてみた。
映画のような5次元の話ではなく、単に私の心の中の話として、、。
***Part2に続く***
2023年
2月
26日
日
中国の切手
近年、何かと話題の中国。
知り合いに中国の人も関連の人もいないので、かの国の動きは国際ニュースで知るだけだ。
( 去年亡くなった叔父さんが、「習近平は危ない、本当に危ない。」と、10年くらい前に言っていた。
当時はまだ、多分に中国礼賛の空気があったと思うが、叔父さん、慧眼だった、もっと話を聞きたかったなと思う。)
2019年、新潟の実家で遺品整理した時に見つかった中国の切手がちょっと凄かったことを、ふと思い出した。
生前の母が集めていた大量の切手。
業者さんのアドバイスで、東京の鑑定会社に査定してもらうことになった。
母は、綺麗なもの、趣のあるものが大好きだ。
残された切手の大半は日本のもので、美しく品があって図柄も素敵なものばかりだった。
他には、頒布会で定期的に届いた外国の切手が封筒ごとたくさんあった。
自宅に来てくれた鑑定者さんは、とても丁寧に仕事をする方だった。
1時間くらいで終わるかなと思っていた査定は半日に及び、隣りの続き間でインターネットを見つつ鑑定者さんと軽く雑談を交わしていた私は、「こんなに時間がかかるんだ、、。」と内心驚いていた。
母は、”収集”という概念すら持っていたか怪しい。
買って-届いて-(ふ〜んと)見て-箱にしまって-のサイクルの結果、整理もせず乱雑に、お歳暮のお菓子や海苔の紙箱3つとそれに入りきらなかった分が机の引き出しにしまわれていた。
分類するだけで、相当な労力だったろうと思う。
唐突に、機械的に動いていた彼の手が止まって、携帯で切手の写真を撮ったり会社に連絡を入れたりしだした。
「ん?」と思ったが、「もしかして^ ^」と考えたわけではなく、逆に「何か不都合が?」と心配になった。
以前、切手収集の趣味がある友人が「試しに査定してもらったらさぁ、あんまり安くてびっくりして売るのやめた。」と言っていたから、はなから期待値は低かった。
最終的に、査定額は10万円以上になった。
金額を聞いて、私は「え?」と固まった。
アニメだと、手に持ったメモの紙がひらひらっと落ちるところだ(笑)。
2023年
2月
13日
月
ジャニーズ
先日の日経ビジネスオンラインに、面白い記事があった。
大学生の若者たちが、昭和世代( 私とかw )にいろいろと役に立つコラムを書くという企画で、今回はMさんという女子学生だった。
彼女のテーマは『推し活』。
**”推し(おし)”とは、主にアイドルや俳優について用いられる日本語の俗語であり、人に薦めたいと思うほどに好意を持っている人物のことをいう。
(デジタル大辞泉)
よく聞く言葉だけれど、ファン活動とは違うのか?
Mさんはジャニオタ( ジャニーズのオタク )で、「私の毎日、”推し”に生かされているなぁ」「私は、”推す”とは大好きな”推し”が幸せでいられますようにと願うことではないか、と思います」と言う。
願うこと-祈る気持ちが、自分の毎日の生活の中に自然と溶け込んでしまった結果が、『推し活』なのだそうだ。
2023年
2月
08日
水
インターステラー
2014年公開のSF映画『インターステラー』。
当時、大変な話題になって、アカデミー賞主演・助演賞も受賞した。
異常気象により、滅亡の危機が目前に迫った近未来の地球。
新たな居住可能な惑星を探すため、4人の宇宙飛行士が別の銀河系への未知の航行に出発する、というストーリーだ。
何が凄いって、2017年にノーベル物理学賞をとった理論物理学者キップ・ソーン氏が、科学コンサルタント兼製作総指揮を務めている。
ブラックホール、ワームホール、5次元、相対性理論、時間の遅れ等々、SF好きなら間違いなく飛びつくであろう題材を、本物の物理学から考証した映像で具体的に見せてくれた。
2023年
1月
29日
日
鷗外-NHK『英雄たちの選択』
基本的に、NHKは嫌いだ。
受信料の強制徴収、非常に偏った政治報道、出演するコメンテーターがどうしてこういう人たちなのか、疑問がふつふつとわくことが多い。
公共放送を名乗るなら、ニュースや天気予報、自然・文化関係に限って放送すればいいんじゃないかと思う。
チャンネルは一つで十分。スクランブルって方法もある。
そうは言いつつ、NHKオンデマンドをずっと契約している、、(笑)。
『100分de名著』の伊集院光氏のコメントが好きなのと、時々、日本文学関連で面白い番組があるからだ。
先日、1/11に放送された『英雄たちの選択 森鴎外・37歳の転機~小倉”左遷”の真実〜』がとても良かった。
エリート街道まっしぐらだった鷗外の人生に訪れた初めての挫折-不当な人事に憤りつつも、日々の生活の中で新しい出会いや気付きを得て、人間として、文学者として、哲学者として、さまざまな意味で深みを増していく。
”知の巨人”と言われる鴎外が、人としてもどんなに魅力的だったかは、彼の子供たちの著書中の数々のエピソードから伝わってくる。
小倉”左遷”は、鷗外を大きく成長させるきっかけとなったのだ。
、、ってのは、鷗外研究でよく見るテーマなんだけど、番組最後で日本歴史学者の磯田道史氏が語ったコメントが、とても興味深かった。
国家の高級官僚でありながら、他にもさまざまな顔を持っていた鷗外。
「今を生きる僕たちに鷗外の生き様(ざま)を見つめる必要というのは大きいと思いますね。
なぜかと言うと、今、近代の壊れが起きていて、、」
以下、磯田道史氏のコメントを要約すると、
『近代人は、”公私にわたり”という言葉があるとおり、職場と家庭という二つの砦を持っていた。
しかし、近頃の職場はいつまであるかわからないし、家庭といえば結婚しない人が増えていて、所属がない-言い換えればいろいろな顔を持つ人が、今、多数存在する。
いろいろな顔を持ち、しかも最高の知性を持って、その中でいろいろなことをやって苦しんだり楽しんだりしたのが鷗外。
肩書きなんて意味を持たないような社会がもし来るとすれば、鷗外こそ未来人なのでは?』
2023年
1月
16日
月
レコーディング -Part2-
昨年末に、人生初のピアノトリオのスタジオ・レコーディングをした。
考えてみると、スタジオ・レコーディングは今までにたくさんやっている。
ヤマハにいた頃はエレクトーンで、フリーになってからはシンセで、アレンジャーとしては自分のアレンジでピアノをちょろっと弾いたりとか、、。
有名アーティストのツアーメンバーのオーディションで、ソロピアノの録音をした事もあった。
( 今思えば、ピアノという楽器を完全に舐めてたなぁ、と心から反省する、、。)
今回、ピアノトリオで、それもJazzという形で録音するということになって、どう臨もうか悩んだ。
私がフリーになってからやったレコーディングでは、まずリズムパート( ドラム、ベース、ギター、ピアノ )を録って、それを聴きながらシンセや上物楽器( サックスとか )を録るというやり方がほとんどだった。
いくらでも修正できたし、逆に言えば小さなミスもたいてい許されなかった。
一方、Jazzの録音は一発撮りで、みんなが同時に演奏する。
アドリブ(即興)が基本だし、プレーヤーもそのつもりでレコーディングに臨む。
些細なミスよりも、演奏の勢いやその場で生まれた生の音を記録するのがJazzのレコーディングなのだ。
この事について、私はある時は楽観的になり、ある時は慎重になり、ある時は絶望的になってあぁだこうだと悩んだ。
早い話が、ミスなく自由なアドリブをまとめることが私にできるかという事だ。
2023年
1月
04日
水
2023年 謹賀新年
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
昨年末と正月三が日は、心身ともに本当にゆっくりしました。
考えてみると、私はいつもどこかせかせかしているような気がします。
昨年、今更ながら驚いたことがありました。
知人たちとの何気ない会話の中で、お風呂に入ってぼうっとするのが好きという話が何回か出ました。
相手はミュージシャンだったり、エステシャンだったり、昔からの友人だったり様々です。
芸能人で”お風呂に一時間以上入る”人がいるのは聞いたことがありますが、まさか身近にこれほどお風呂好きがいるとは、、って驚いたのはそこじゃなくて、知人たちが長時間、何もせずにお湯の中でぼうっとできるということです。
私のお風呂は、俗に言う”烏の行水”です。
小さい頃、一緒にお風呂に入っていた父に「○つ数えろ」( いくつだったか数は忘れた )といつも言われていましたが、湯船の中でじっとしているのがとにかく苦痛でした。
それは大人になってからも同じで、入浴剤や泡風呂やアロマなどいろいろ試してみましたが、あまり効果はありませんでした。
ところが、歳をとって体にいろいろとガタがくると、お風呂に10〜15分ゆっくり入ることが内臓機能に非常に良いというネットの情報( 常識?)がパッと目にとまり、
「ふ〜ん、やってみるか、、。」
となりました。
行水から10〜15分までの時間延長は、かなりな苦行です。
音楽を聴くとか本を読むとかやっても良いのですが、それだと10〜15分は逆に短い。それに”ぼうっとする”ことが精神的リラックスにつながるのであれば、お風呂でぼうっとできるようになろうと思いました。
最初は給湯器のタイマーと睨めっこでしたが、だんだんと成果が出つつあります。
2022年
12月
29日
木
2022年
今年も残すところあと3日。
この時期には毎年、近くのパン屋のおかみさんと
「もう一年終わるとか、ほんと早過ぎ!」
「ほんとねぇ。ついこの間夏だったのに、、。」
とほぼ定型の会話をするのだが、今年の”早かった”感はハンパない気がする。
社会的にもプライベートや仕事においても、本当にさまざまな出来事があった。
世界や日本にとって、そして不肖私にとって、今年は掛け値なしにめちゃくちゃ大きな年だった。
書き連ねれば、また例によってもの凄く長くなる、、(笑)。
この年末は、私にとって一番大事な音楽について-先日のレコーディングについて、頭の中を整理してみようと思っている。
****************************
今年もブログを読んでいただきありがとうございました。
「最近、政治的な記事が多い。」とのご指摘を何回か頂きました。
ここ数年、私の頭の中に溜まっていく事柄が、政治の分野に偏っているというのは事実です。
でもそれは単に、嬉しかったり憤りを感じたり悲しかったりする出来事が、政治や政治家に関することであったというだけです。
長い自粛生活も一因かもしれません。人と話すことが極端に減りましたから。
安全で安心な日常が早く戻って来てほしいです。
そして、世界で日々伝えられる不安なニュースが少しでも減りますように。
2022年
12月
17日
土
レコーディング
1ヶ月以上、ブログを休んでいた。
2011年11月に開始して以来、だいたい月2〜3件のペースで続けてきたから、こんなに長く休んだのは初めてだ。
時々覗いてくれていた友人から、「元気?」と連絡が来た。もしかしてぶっ倒れてる?と心配したらしい。
実を言うと、今年の春、あるレコーディング会社から突然、CDリリースの話を頂いた。
まさに青天の霹靂、寝起きだった目玉がほんとに飛び出しそうな大事件だった。
「ひぇ〜、なんで私、、?」
打ち合わせが始まってもまだ半信半疑だったが、日が経つにつれ、だんだんと覚悟が決まってきた。
録音日は、12月12日・13日の2日間に決定した。
この1ヶ月、レコーディングに向けて、自分のピアノ、オリジナル曲とどっぷり向き合った。
もうちょっと早くから”どっぷり”しとけば良かったなぁ、、とレコーディング・スタジオでピアノを弾きながらちょっと思った。
春から数ヶ月間、準備はちゃんとしたし、にわかに頑張ったところで実力以上の成果が出るものでもない。緊張感が一番高まったところでレコーディングできると良いなと思った結果だから、「もうちょっと早くから...」というのは、自分に対する負け惜しみみたいなものだと思う。
もっと上手く弾けたらなぁっていう、、(笑)。
小学生や中学生の時の夏休みの宿題、大人になってフリーランスで受けていたアレンジや打ち込みの仕事、そういう期限がある案件を前にした時、締め切りに間に合わせる為にはいつから作業に取り掛かればいいか、という逆算の計算をいつも無意識にやっていた気がする。
期限がキツい仕事の時に、今ここで寝たら間に合わないなというのが締め切り3日前くらいからなんとなく見えて、結果、3日徹夜で納品というぎりぎりセーフみたいなことが何回もあった。
危なかったなぁ、、と思うのと、また間に合っちゃったなぁ、、と我ながら驚くのとが積み重なって、妙な自信がついたのだと思う。
直感というか勘を頼りに短期決戦で切り抜けるというのが、いつからか私のやり方になった。
もう少し余裕のあるやり方もできたはず、とは思うのだが(笑)。
というような訳で、この1ヶ月間、私の頭の中はレコーディングに特化した。
ブログを書くことは、頭から吹っ飛んでしまった。
大事な月ライブスケジュールの記事まで書き忘れていたのに気付いた時は、我ながら笑ってしまった ^ ^;
先日、レコーディング無事終了しました!
いつもの呑気な日々が戻って来て、朝からYouTube三昧、料理してウォーキングして映画観て爆睡してます(笑)。
ブログ再開です!
2022年
11月
06日
日
渋谷ハロウィン
先月30日-ハロウィン・イブの夜、まさに渋谷にいた。
道玄坂のお店でセッションの仕事だ。
ハロウィン熱狂の真っ只中、若者たちが世界一盛り上がるので有名な街に出掛けるという事で、さすがに身構えた。
前日、一緒だったベーシストは「俺も明日、渋谷なんすけど、、。ちゃんと帰れますかねぇ、心配、、。」とぼやいていた。
韓国で悲惨な事故が起きて、あまりの死者数に呆然としたばかりだったし、毎年ネットで見る大騒乱の光景も頭をよぎった。
宵闇(よいやみ)の渋谷は、いつもの倍近く人が多かったが、思ったよりちゃんと道を歩けた。
妙に顔色の悪い男性やウサギの耳が生えた女性がちらほら人目を引くくらいだ。
でも、スクランブル交差点付近にはびっくりするくらいたくさんの警察官がいて、信号が変わりそうになるタイミングで一斉に警笛をび〜ぴ〜吹くので、そのあまりの音量に交差点を渡りながらフラフラした。
2022年
10月
15日
土
リモートワーク鬱
ちょっと前の日経ビジネスに、”妻がリモートワーク鬱になりまして”-という一文で始まる記事があった。(『リモートワークは理想的な働き方か 増幅する孤独』2022.10.5)
日経記者さんの狙い通り(笑)、2011年『ツレがうつになりまして』という、題材が深刻なわりに心がぽっと温かくなった映画を思い出した。
堺雅人・宮崎あおい主演で実話を基にした作品だったが、映画を見ながら、わ、鬱病ってこんなに大変な病気なんだ、、と驚いた記憶がある。
それでもどこか、自分とは無縁である、縁遠い病気であるという様な線引きをしていた。
日経記事中の”妻”さんは、リモートワーク開始から1年半後、体調を崩して軽度の適応障害と診断された。
幸いなことに家族の支えもあってなんとか回復。
現在は、元気に仕事をしていらっしゃるそうだ。
**リモートがコロナ禍で広がって、政府が2021年末に調査をしたところ、大体36%、間接質問という別の質問の仕方をすると40%以上が孤独を感じているという結果が出ました。(日経ビジネス 2022.10.6 動画 )**
働く人の4割が孤独というストレスを抱えていて、このまま行くと多くの人が鬱病予備軍になりかねない、と日経さんは警鐘を鳴らす。
脳の科学的なデータから見ても、リモートワークは孤立感を深める要因らしい。
2022年
10月
04日
火
人として
先月の国葬儀以降、いろいろな所で「人としていかがなものか」とか「人間としてどうなの?」という意見を多く聞いた。
黙祷の時間に合わせるように、太鼓やタンバリンを打ち鳴らしたり大声で叫ぶ人たちがいたからだ。
「人として」とか「人間として」という言葉は、日ごろ穏やかな日本人にとってかなり深刻な怒りの表現だ。
馬鹿とかアホなんてレベルじゃない、なんてとんでもないヤツらか!という事だ。
2022年
9月
26日
月
国葬儀
明日、安倍元総理の国葬儀が行われる。
”あの日”から2ヶ月。
世の中には信じられない言動が溢れていて、悲しいと言うよりぞっとおぞましい気持ちになる。
なるたけそういうものに触れたくないと思う。
一人で静かに、安倍元総理の死を悼みたいと思う。
このブログは、私が心の中で考えたこと・感じたことを、ほんとに正直に書くと決めて続けてきた。
だからここで、今の気持ちをちゃんと言葉にしておこうと思う--天国の安倍さんに届くとは思わないが--。
******
安倍総理、本当にお疲れさまでした。
日本と世界の為に、どれほど頑張って働いてくれたのか、世界中から弔問に来てくださる方々の多さを見て改めて思います。
日本がこれほどまでに世界から注目されるなんて、戦後かつて無かった事だと政治ジャーナリストの方が言っていました。
安倍さんが日本のリーダーであったことが、本当に誇らしいです。
そして、その安倍さんが今いないことが、本当に悲しくてなりません。
この2ヶ月余り、安倍さんがどう言う人たちと闘ってきたのか、嫌というほど見ました。
普通の神経ではきっと持たなかったと思う、、。
やはり安倍さんは、お祖父さんの血を継ぐ生まれついての政治家だったのでしょうか。
私はそれよりも、安倍さんが日本を良い国にするという気持ちを誰よりも強く持っていたのだと思います。
『笑っていいとも!』や吉本新喜劇、マリオや『虎ノ門ニュース』、、。
思い出は尽きません。
お茶目で優しい笑顔が素敵でした。
亡くなった直後、いつもは強面(こわもて)の保守論客の方々が声を上げて泣く姿を見ました。
みんな、安倍総理が本当に大好きだったんだと思います。
私も寂しいです。
安倍総理、ゆっくりお休みください。
長い間、本当にありがとうございました。
2022年
9月
18日
日
メディア
最近、世の中があまりに息苦しい。
シンプルな事をああだこうだと変に捻じ曲げて騒ぐ人たちがいて、本当に疲れる。
何故なんだと思う。
つまらない事で悩みたくないので、ストレス解消に本を読んだり映画を観たりしている。
その中で、とても興味深い映画があった。
『記者たち 衝撃と畏怖の真実』(『Shock and Awe』米・2017年 )
***イラク開戦をめぐる「大量破壊兵器」捏造問題を実話を元に描く。
〜中略〜 映画ではブッシュ元大統領を始め、多くの政治家たちのテレビでの発言が引用され、その背後で新聞記者たちがどのように考え行動していたのかを描き出している。(Wikipediaより)***
2003年のイラク戦争。
アメリカのほとんど全ての主要メディアは、ラムズフェルド国防長官とチェイニー副大統領の嘘を鵜呑みにしたフェイク報道を続け、とうとう米国や同盟国を開戦へと追い込んだ。
アメリカ、ほんと酷い、、。
--『バイス』(『Vice』米・2018年 )はチェイニー副大統領の伝記的映画だが、これを観ると、さらに当時のグダグダさがよく分かる。--
アメリカの大手メディアがいかに信用できないかは、2020年大統領選挙でトランプ追い落としの為に何をやったかを見ても明らかだ。
映画『記者たち』で描かれたような真実を追求する記者は、きっと一握りの稀少な存在なんだろう。
でも、こういう政治的な映画を撮って、世界で上映して、興行収入まで上げるって、アメリカはやっぱり凄い国だと感心する。
『新聞記者』(日本・2019年)なんてトンデモ映画が日本アカデミー賞を受賞しているのと比べると、レベルが違いすぎてため息が出る、、。
アメリカも日本も大手メディアが腐敗しているのは同じだが、一つ大きな違いがあると思う。
それは、日本では多くの国民がテレビや新聞が報道することをまるっと信じてしまうこと。
メディアの嘘がこれまでに散々暴かれてきたアメリカ社会では、さすがに信じる情報弱者は少ないようだ。
善良な日本人は、公共の場で大声で主張する人がいれば、耳を貸してしまうのかもしれない。
日々忙しいから、それが嘘か本当かなんて調べる余裕がないのかもしれない。
複数の人が指をさして断定すれば、真実なんだろうと思ってしまうのかもしれない。
映画『記者たち』が描いたのは20年前のアメリカだが、アメリカのメディアは全く良くなっていない。かえって後退しているかもしれない。
日本はどうだろう?
真実を追求する記者は生き残れるんだろうか?
2022年
9月
09日
金
古谷一行さん
俳優の古谷一行さんが、先月23日に亡くなられた。
古谷さんの演じる金田一耕助が大好きだったので、YouTubeにある昔の『名探偵金田一耕助シリーズ』をどっぷりまとめて見た。
30代の古谷さんは、とにかくかっこいい。
推理に没頭するとボサボサの髪をぐしゃぐしゃにかきむしり、行き詰まるといきなり部屋で逆立ちをする。
ヨレヨレの袴に下駄を履き、頭のフケは周りの人を驚かす。
探偵事務所はいつも金欠らしく、困り果てた事務のおばちゃんに怒鳴られるし、冴えない外見から初対面の人にはだいたい馬鹿にされる。
2022年
8月
25日
木
お盆
コロナの行動制限が解除された3年ぶりのお盆。
親戚への年賀状で、”今年こそお墓参りをします。”と宣言し、お盆は必ず新潟に行くと決めていた。
8月が近づくにつれ、ウキウキワクワク感がどんどん増していった。
待ちきれず、5月にホテルを予約し、1ヶ月前の新幹線予約は受け付け開始と同時に申し込んだ。
準備万端整えて、いざ新潟へ。
連日、友人や従弟妹たちと久しぶりに語り合って、ゆっくり楽しい時間を過ごした。
でも、なんと言っても一番のハイライトはご先祖のお墓参りである。
新潟市には「西堀通り』という、市を南北に縦断する片側2車線の通りがある。
1番町から11番町まで、歩けば一時間はかかる長い通りだ。
明治5年以前には「寺町通り」と呼ばれていたそうで、その名の通り、通り付近には20寺以上のお寺がある。
13日は朝から夜まで、本当にたくさんの人たちがお墓参りに訪れる。
私も、父方のお墓と母方のお墓-遠く離れた2つのお寺を、炎天下、汗だくになりながらお参りした。
境内には、お坊さんの唱えるお経の声、お線香の香り、小さな鐘の音が静かに流れていて、数珠を手に頭を下げると、長らく来なかった事が申し訳なく思えて、「ご先祖さま、ご無沙汰しております。皆さま、そちらでいかがお過ごしでしょう?」なんて私流のご挨拶を心の中で呟いた。
通りを歩きながら、父と一緒に歩いた時のことが鮮明に思い出されて、ふと隣りに父がいるような、昔にタイムスリップしたような不思議な気持ちになった。
夕方になって、海の見える霊園にある我が家のお墓にお参りした。
父が購入したお墓で、父と母が眠っている。いつか私もそこに入る。
「また来るね!」
霊園を去る時に声を掛けると、ふわっとひどく懐かしい想いがして、たまらなく父と母に会いたくなった。
2022年
8月
02日
火
酷暑
毎日あまりに暑い。
スマホに連日、”熱中症危険”の災害情報が杉並区から送られてくる。
今日は9時と10時の2回、外出は控えて運動は中止するように速報が来た。
スーパーに買い物に行くのも恐ろしくなって、朝から一日中、ひきこもった。
近所の八百屋のおじさん、大丈夫かなぁ、、。
明日の天気予報を調べたら、最高気温がなんと39度まで上がる!
39度って生まれて初めての経験じゃないだろうか?
お風呂は40度だし、、。
小さい頃、最高気温が36度で大騒ぎしていたのを思い出して、これから地球がどうなっちゃうのか、ちょっと不安になった。
2022年
7月
23日
土
保守の人たち
世の中の人を政治的な視点から大雑把に分けるとすると、保守的な人、リベラル的な人、その他政治に興味がない人の3つのグループになると思う。
こういう分け方は日頃考えもしないが、選挙などになると一般的に、保守政党に入れるか革新政党か、も〜めんどくさいから選挙行くのや〜めよ!の三択になり、その他、芸能人やコメディアンなどに面白半分に投票する人は3番目のグループに入るんだろう。
2020年米大統領選挙の時に、アメリカ政治についてちょっと詳しくなった。
米国は二大政党制で、共和党は保守、民主党はリベラルとはっきり政策が分かれている。
選挙後に陰謀論まで噴出した全米の大混乱について、当時、日本でもたくさんの人がネットで発信していた。
中でも、日本語を流暢に話す多分アメリカ人であろうYouTuberの人の発言が、とても興味深かった。
”トランプさんが主張するような民主党側の選挙不正は、多くの共和党支持者が確かにあったと思っているだろう。
でも、保守の人たちの行動は遅い。声を上げるまでに大変時間がかかる。
民主党に押し切られる形で、ことは進んで行くのではないか。( 確かにそうだった。)
しかし、保守の人々は、いよいよ自分たちの生活や信条に危機が及ぶと感じると、徐々に立ち上がって勇敢に闘い始める。
多くの共和党支持者たちが、いつまでも声を潜めてはいないと思いたい。”
だいたい以上のような事を言っておられた。
事実、選挙後だいぶ経ってから、いくつかの共和党支持の州が選挙不正について厳格な調査を始めた。
そして今、トランプ共和党の勢いが全米で凄いことになっている。
とうとう保守の人たちが立ち上がったのだ。( まぁ、バイデンさんが酷過ぎたというのもあるが、、。)
保守的な人というのは、大体が現状維持を望むから殊更に事を荒立てない、問題点をできれば見ないようにする傾向にあって、殆どの場合で争いを避ける。
日本で、暴動が起きてもおかしくないような政治的な無策がそのまま見過ごされているのは、日本人のほとんどが保守的な考えだからじゃないかと思う。
どんなに革新的な技術が発明され、独創的な文化が流行し、世界が驚くような天才奇人が現れても、一般の日本人は保守なのだ。
各自がしっかりしていれば万事うまく行く、お天道様がいつもちゃんと見ている....みたいな性善説が根底にあって、”自分たちの生活や信条に危機が及ばない”限りは、政治や経済界の闇など知りたくないのだ。
安倍さんが非業の死を遂げてから、今までずっと大きな声のグループに立ち向かわず、刃向かわず、全て事なかれで過ごしてきた多くの普通の人たちが、気付き始めた、考え始めたのではないかと思う。
日本で今、何が起きているのか、安倍さんが何と闘っていたのか、、。
時間はかかっても、いつか、日本の全部の国民が本当のことを普通に知ることができるようになればいいなぁと思う。
信じた情報が歪んだ偽物だったなんて事があってはならない。
その為に、日本の保守は自分なりの勇敢さで声を上げ始めるのだ。
安倍さんの死を悲しむだけで終わってはいけない、と本当に思う。
う、、なんか活動家みたいだな、私、、ww
2022年
7月
10日
日
あべちゃん
私の母は、世間で言うところの動物的直感とか天性の勘がある人だった。
日頃ぼっとしている私には窺い知れないのだが、母には人の顔つきや所作などから感じ取る何かがあって、瞬時に好き嫌いを判別するらしかった。
まぁ勘違いも多分にあるだろうが、TVに出ている有名人については、私と母の好き嫌いは一致することがけっこうあった。
母のお気に入りは、私の覚えている限り、ラミレス氏(元プロ野球選手)と安倍晋三氏だった。
理由は謎だ(笑)。
この二人がTVに現れると、とりあえず名前を呼ぶ。
安倍氏の場合は「お、あべちゃん💕」だった。( ちゃん付けは相当好感度が高い・笑)
ただそれだけなのだが、今にして思えばこれがなかなか凄い事なのだ。
実家では、あの”朝日新聞”を長年購読していて、父は安倍さんについて全否定だった。
「あべは駄目だ。」人の悪口は滅多に言わない人が、苦々しそうに言うのを2回ほど聞いた。
( ”朝日新聞”は本当に酷い新聞だ、あんなに賢くて善良な父を嘘で洗脳するなんて、、。)
そんな父の面前で、母は無邪気に「あべちゃん💕」と何回もやるのだ。
父は普通に聞き流していたが、、。
母は政治に全く関心がなかったし、安倍さんが総理大臣だという事くらいしか知らなかったろう。
でも、例の”天性の勘”というやつで、この人は良い人に違いないと見抜いたのだ。
私はといえば、安倍さんが日本や世界にとって大切な政治家だったから、そして悪意に満ちたたくさんの敵と闘っていて、最後には必ず勝って欲しかったから、心から応援していた。頑張って欲しかった。
安倍元総理の訃報に、ネットでは追悼番組が多数アップされている。
一つ一つ見ていると、近しい人たちがいかに安倍さんを愛していたかが伝わってきて、本当に切ない。
百田尚樹さんや櫻井よしこさん、花田紀凱さんや小川榮太郎さん、、他にもたくさんの人たちが堪えきれずに泣いていた。
私も泣いた、、。
安倍さん、どうぞ安らかにおやすみください。
そして、これからの日本をどうぞ見守っていてください!
2022年
7月
08日
金
安倍元首相
信じられない、、。
何もやる気がおきない、、。
これから日本はどうなっちゃうんだろう?
周りが敵だらけだった安倍さん。その不屈の闘志は信じられないくらいに凄かった。日本の為に闘ったのだ、、。
残念で悔しくてならない。
2022年
6月
28日
火
脳疲労
ネットで、”脳疲労”という言葉を見た。
ほ〜、”脳疲労”、、。どれどれ、、。
「スマホの使い過ぎが習慣化すると、情報のインプットが多すぎて「脳疲労」の状態に陥り、脳の情報処理機能が低下してしまいます。」(大正製薬情報サイトより)
私の場合、スマホはそれほど使わないが「PCでYouTubeの見過ぎ」がかなりヤバいかもしれない。
昔、TVだけが情報源だった頃は、地上波が一方的に流す嘘かほんとか分からない話を”疑うことなく”信じていた。
そのうちインターネットをやるようになって、TVや新聞のいい加減さにほとほと嫌気が差し、恐ろしささえ感じるようになった。
今では、情報は自分から探す。
その結果、ネット依存状態になっているのだ。
興味のあるワードを検索すると、たくさんのサイトが次から次へと現れる。
だんだんと確度の高い情報の見分け方も分かってきて、正しい知識・新しい知識を得ることが快感になる。
情報量に歯止めがかからなくなる。
カタパルト、相互主義、カルダシェフスケール、M理論、、でもさ、こういうのって生半可に知ってもしょうがないんじゃないの?
でも面白い、、。もっと知りたくなる、、。
2020年、大波乱のアメリカ大統領選。
あの時は、数ヶ月に及ぶ苛烈な情報戦に疲れ果てた。
コロナ自粛もあって、一日中「PCでYouTube」が続きそのうちに「何やってんだ?あたし、、」となった。
しばらくYouTubeと距離を置こうと決心した。
まさに”脳疲労”だった。( よその国の事に何もそこまで…笑 )
気を付けないと、またやっちゃいそうだ、、。
もうこれ以上情報入れるのやめて!と、私の脳が半泣きしている絵がふっと浮かんだ。
2022年
6月
20日
月
お上のなさる事に
先日の『虎ノ門ニュース』で、日本のエネルギー問題を特集していた。
今話題の”上海電力”だけじゃない、国家の危機のような問題がいくつもあって、ほんと大丈夫じゃないよね?と不安になった。
特に気になったのは、国を挙げて進めている再生エネルギー政策のせいで、日本の企業が負担する電気代が、世界から見てもとんでもない高さになっていること。
これは、他の国なら暴動が起きてもおかしくないレベル、、とコメンテーターの加藤康子さん(産業遺産情報センター長)が言っておられた。
2022年
6月
09日
木
渋谷
ひと月に1回か2回、渋谷のライブハウスでピアノを弾く。
西武新宿線で高田馬場へ、それから山手線に乗り換えて渋谷まで十数分。
ハチ公前のあまり広くない改札口から一歩街に踏み出すと、どっとエネルギーの波が押し寄せてくる感覚がいつもある。
有名なスクランブル交差点前の広場で、スマホ片手に写真を撮り合う若い人たちのワクワク感が、目に見えるような塊となってぐいぐい押し寄せてくるのだ。
2022年
5月
26日
木
カンディンスキー
カンディンスキーのA4版ポスターを2枚買った。
額に入れて白い壁に掛けたら、ちょっと気持ちがウキウキした。
カンディンスキーの絵はだいたいが何を描いているのか分からない抽象画なんだけれど、眺めていると何故か嬉しくなる。
不思議な音が頭の中に聞こえてくる。
空間をワープして見知らぬ世界に行けちゃうような気がしてくる。
この小さな高揚感は、昔『未知との遭遇』を見たあとの気持ちに似てなくもない。
2022年
5月
18日
水
UFOは実在?
今日の産経新聞。
米下院情報特別委員会の小委員会で17日、UFOに関する公聴会が約50年ぶりに開かれたそうだ。
「説明のつかない事実だが、実在するものだ。調査する必要がある。」と委員長が強調した。
ここ数年、米国ばかりか日本の防衛省絡みでもUFO関連のニュースを度々見るようになって、ブログでもその都度、感想を書いてきた。
UFO好きとしては当然なんだが、最初にニュースを目にした時は感激のあまりウルウルした。
とうとうこの時が来た、、。
地球外生物、それもめっちゃ知的な異星人がいるかもしれないというのは、創元推理・SF文庫で育った私にとって、もはや常識(笑)と言っていいくらいの信念になっている。
ただ、エリート異星人たちがなんで地球くんだりまでやってくるのかという点については謎なのだが、まぁいろんな事情があるんだろう、地球人があれこれ推測してもきっと計り知れない。
これからどんな凄いことが起きるんだろう?
私が生きているうちだといいなぁ、、。
2022年
4月
28日
木
鴎外没後100年・特別写真展
朝からちょっとドキドキしていた。
ネットで千駄木駅までの乗り換え案内を調べながら、一人ニヤニヤした。
さぁ出発!と部屋の鍵をかけると、もうウキウキして足元がフワフワした。
今日は文京区千駄木の”森鴎外記念館”に行くのだ。
今年1月23日の産経新聞の記事「おかっぱ頭、とびっきりの笑顔...没後100年 鷗外の素顔 展示相次ぐ」-特別展『写真の中の鷗外 人生を刻む顔』-を見た時から行きたくてたまらなかった。
3ヶ月も引き延ばしたのは、自分の中に心配事や悩み事や鬱憤や不満、そういう嫌な気分がない時に行こうと思っていて、でも開催終了の4月17日が目前に迫ってきてしまい、自分の煩悩の多さはもうこれは仕方のない事なのだと諦めた。
そして今日決行に至ったわけだ。--4月16日に書いた記事--
2022年
4月
12日
火
プロパガンダ
インターネットは嘘も本当も玉石混交、さまざまな情報と意見が大量に投稿されている。
見る人は慎重であるべきで、ある程度の勉強や知識がないと、すぐにあらぬ方向へ連れて行かれてしまう。
最初にちょっと疑ってかかった方がいいのかもしれない。
そうは言っても、ここ数年、テレビ・新聞などの大手メディアの偏向ぶりには心底辟易しているので、ネットがいかに真偽ごちゃ混ぜの場であろうと、ここに頼るしかないと思っている。
困るのは、ある一つの事実を伝える報道に対して、対立する真逆の見解や情報が次々にネットに溢れて収拾がつかなくなる場合だ。
どれが正しいのか、私のスペックを完全に超えてお手上げになってしまう。
例えば、2020年のアメリカ大統領選挙の時は本当にもの凄いカオスで、何を信じたらいいのか途方に暮れた。(当時のブログを読み返したら、自分のグシャグシャっぷりに笑った、、。)
日本のメディアはいつも通りほとんど報じてないみたいだけれど、現在、アメリカでは驚くような事実が暴かれつつある。
政治の中枢でこんな事が、、。大手メディアまで加担した大スキャンダルだ。
でもこれはまだ、一つの国の中の一握りの人たち、限られた勢力が行った不正だ。
今、露国とウクライナの戦争では、どちらの国も相手がプロパガンダを行なっていると非難している。
どちらかがより大きな、深刻な嘘をついているのだ。
国ぐるみで、国を挙げて嘘を言っているのだとしたら、なんて恥ずかしいことだろう。
国民を代表する国家が、国民だけでなく世界まで騙そうとしている、、。
2022年
4月
02日
土
目は口ほどに、、。
一年半前には、ちょっと外出というと大体いつもマスクを忘れていた。
そのまま電車に乗って、冷たい視線にはっとするってのを何回やったことか、、。
今では、家のドアを開けると同時にマスクというのが習慣になっている。
化粧は適当でいいし( なんならスッピンでも? )、楽チンと言えばそうなんだけど、どうも全体シャキッとしない。
離れた所から挨拶されてもほとんど誰かわからないし、向こうも多分そうだろう(笑)。
一つ気が付いた事がある。
顔全体を見ていればそれほど気にならなかったであろう相手の微妙な感情--例えば『わ、いやだ』『え〜、それ変だろ』『ちょっと無理無理、、』みたいな一瞬の気持ちが、マスクの上に二つの目しかない状態だと、なぜか怖いほどわかってしまう。
もし口元がにこにこ笑っていたら見逃していたかもしれない本当の気持ちが、はっきりと見えてしまう。
まさに「目は口ほどに物を言う」のだ。
マスクで鼻と口が隠れているからと油断するのかもしれない。表情が見えないのだから気持ちまでバレないだろう、と。
でも、目は口元より融通が利かないのに本人にその自覚がない。
だからたくさんの言葉よりストレートに気持ちが伝わってしまうのだ。
そんな正直な気持ちはあまり知りたくないし、伝えたくない。
早くマスクが無くなればいいと思う。
化粧もバッチリ、シャキッと気合いを入れて街に出掛けたいなぁと切に思う。
春なんだし、、。
表情のない街はもう本当にうんざりだ。
しゃべったり笑ったりって、今さらなんだけど素敵なことなんだと思った。
2022年
3月
19日
土
戦争 -Part2-
「大将が馬鹿だと兵隊がいっぱい死ぬんだ。」
亡くなった父が、いつだったかぽつっと言った。
太平洋戦争の話だったか今はもうまったく思い出せないが、その言葉だけ妙に頭の中に残っている。
戦争の実感がないのだから、その言葉にも「ふ〜ん、まぁそうなんだろうな、、。」くらいの感想だったんだろう。でも、その酷さ(むごさ)だけは強く感じた、だからずっと忘れなかったんだと思う。
今朝、ウクライナのニュースを見ながら、父の言葉をふっと思い出した。
今、たった一人の大将が、たくさんの人を死なせているのだと思った。
2022年
3月
07日
月
戦争
ロシアがウクライナに戦争を仕掛けている。
周りの国々は世界大戦に拡がらないか戦々恐々としている。
世界中が反対しているのに、誰も独裁者を止めることができない。
日本は平和憲法があるから軍事面ではほとんど何もできない。
防弾チョッキを送るくらいで国内少数勢力が大騒ぎする。武器に触っちゃいけないと大声で言う。
数日前、YouTubeで百田尚樹さんの『日本国記』動画を見た。
<鎌倉時代編>第8回、元寇の時に鎌倉武士たちがいかに勇敢に、めっちゃめちゃ死に物狂いで戦ったかを識った。
2022年
2月
27日
日
天は自ら助くる者を助く
ウクライナ侵攻に対する欧州各国の対応を見ていて、まさに「天は自ら助くる者を助く」だなと思った。
ウクライナは国を挙げて抗戦している。少年も女性も老人も。
誰かが、終戦間際の日本みたいだと言っていた。
ロシアの劣勢を見て、ということもあるんだろうけれど、各国はすぐに降参すると思っていたウクライナの決死の抵抗を見極めた。
そして徐々に助けの手を差し伸べ始めた。
自分の国を守るのは、国民の義務であり使命だ。
「9条が助けてくれる。」「アメリカが助けてくれる。」と言い続ける日本が軍事侵攻の危機に陥った時、はたして世界は助けてくれるんだろうか?
まさか....と思うのは、たぶんウクライナ国民も同じだったろう。
国防やエネルギー政策のこと、ちゃんと識ろうと改めて思った。
2022年
2月
25日
金
ウクライナ侵攻
世界は何もしないんだろうか?
クリミア、香港、ウイグル、チベット、モンゴル、、。
国連安保理の常任理事国にロシアや中国が入っているなんて、それがどんなに変テコなことか、世界中が知っていたのに何もしてこなかった。
「戦争は絶対にいけない、平和が大事。」「武器を持っちゃいけない、話し合いで解決できる。」
大声で叫んでいた人たちは、この現実を見て何を思うんだろう、、。
2022年
2月
18日
金
オリンピック
2月4日から開催中の北京冬季オリンピック。
日本人選手たちの健闘が日々報じられているが、ネットでは、競技以外の運営や審判などについて様々な問題が連日伝えられ、驚くやら怒るやらで毎日なかなか忙しい。
まぁ、中国だしね、、なんて半ば諦めていたら、いきなり東欧ウクライナが大変なことになって世界中が大騒ぎだ。
今、オリンピックなんだけど、、。
このオリンピックの為に何年も頑張ってきた選手たちが、本当に気の毒でかわいそうでならない
オリンピックって「平和の祭典」じゃなかったの?
2022年
2月
16日
水
ポリコレ -Part4-
昨年のことになるが、世間に吹き荒れるポリコレ旋風についてあれこれ書いた。途中で自分の経験をあれこれ書き始めたら、考えがあっちこっちぐしゃぐしゃになって一時中断。すっかり忘れていたが、最近、フェミニストがどうしたこうしたというニュースをよく見るようになって、あぁそう言えば、、とポリコレ-特に女性と社会について、もう一度考えてみたくなった。
時間を置くと、物事が客観的・俯瞰的に見えてくる。
私が言いたかったのは、西欧が持ち込んだおかしな価値基準に日本は合わせる必要がないという事かな....と思った。
日本は、奥さんが財布のひもを握っている珍しい国だ。
江戸時代には、夫に三行半を書かせる妻も普通にいた。
そして、日本の主婦は世界に誇るべき”社会の宝物”である。
気ままな一人暮らしをしていた私が実家に帰ってほんの一年半、親の介護をしながら主婦の真似事をしてあることに気がついた。
ご近所の普通の奥さんや既婚の従姉妹たちが、「もうご飯作るの飽きた!」と文句を言いながら、ちょっとずつうまく手を抜きながら、たまに趣味や習い事に熱中しながら、旦那さんやお義母さんの愚痴をこぼしながら、それでも見事に家事をこなし家庭を守っている。
どこにでもいる一般的な主婦が普通に凄いのだ。
私に完璧に主婦の適性がない分(笑)、余計に驚いたのかもしれない。
料理や掃除、家族の生活全般、諸々の段取りの計画、ご近所や親戚との付き合い等々、子どもがいる家庭ならその作業リストは何倍にも増えるだろう。
そして、その仕事は高い能力を必要とする割りに、社会的にはあまり評価されない。
フェミニストたちが問題にするのはそういうところか?
2022年
1月
30日
日
お餅 -Part2- 年末のこと
年明けのニュースで「NHK紅白歌合戦、視聴率が歴代最低」が話題だった。
驚くニュースではなかったが、TV離れ・NHK離れはもう止まらないんだな、としみじみ思った。
昭和の頃の大晦日は、「紅白歌合戦」を家族みんなで見て「ゆく年くる年」が始まると近くのお寺で除夜の鐘....というのが定番だった。
今の家庭は、各部屋全てにTVがあるとか、うちのようにそもそもTVを置かないとか、TV以外に楽しむ選択肢がたくさん増えて、年末の定番なんてものはすっかり無くなってしまった。
小さい頃の私の年末といえば、ただただのんびりまったり過ごした。
友だちに数枚の年賀状を書いてしまったら、あとはもう何もやることがない。
学校の宿題も、冬休みは大したことがないのだ。
本を読むか何時間も続くTV大型時代劇をぼっと見るか、みかんを食べるかコタツで猫と一緒に丸くなるか、、、。
大雪が降った朝は、父が雪かきをするどすっどすっという音を聞きながら、窓から一面にキラキラ光る雪景色を眺めていた。
( スコップが一本しかないからお手伝いはしないのだ、、w )
2022年
1月
16日
日
お餅
お正月ということで、年末に”サトウの切り餅”を買い込んだ。
”サトウの切り餅”は、1月2日のYouTube動画で豊島区議くつざわ氏が絶賛していた。
「乾燥した餅はよく焼かないと硬いもんなんですが、どういう製法がなされているのか、カラカラに乾いているように見えて焼くとみずみずしい”サトウの切り餅”。技術の進歩と感心しましたぁ。」
販売しているサトウ食品は、新潟市に本社がある。
殺菌包装餅”サトウの切り餅”は試行錯誤の開発の末に発売されたエポックメイキングな製品だったと、ビジネス系のネット記事が解説していた。
( うぅ、誇らしいなぁ、、新潟には注目されている製造業の企業がたくさんある。)
毎年、当たり前のように何も考えずに食べていたが、改めてすごい技術なのだとくつざわ氏と一緒に感心した。
2022年
1月
07日
金
大雪
昨日、東京に大雪が降った。
スマホに、杉並区から”大雪警報”の通知が届き、『避難場所を確認する』のファイルまで添付されていて驚いた。
大雪が降ったと聞いて何故か嬉しさがこみあげてくるのは、新潟に生まれ育ち、今は太平洋側に住む人間特有の郷土愛と昔を懐かしむ感傷のせいか、、。
どれどれ、どのくらいの大雪なんだい?
いてもたってもいられず、まるまると着膨れて外に出た。
「わぁ、これ新潟じゃん。」
ざんざん降る雪の様子が、過去に何回か見たひ弱な東京の雪とまるで違っていた。
逞しい本気の降り方だった。
スキップしたい気分で商店街に行くと、近くの保育園の子どもたちが先生と一緒に外に出ていた。
キャッキャと歓声をあげながら走り回って大騒ぎだ。
うんうん、わかるよ、その気持ち、、。
いつも行く八百屋さんの前に行くと、まだ4時過ぎというのにもう店じまいをしていた。
「早いね。」と声を掛けると、「これ以上(雪が)降ると、(野菜を積んだ)トラックが坂登れなくなるからね。」おじさんは残念そうにちょっと笑った。
ついでにスーパーに寄ったら、店から出てきた人たちが雪景色を眺めて「こりゃ凄い!」と叫んでいた。
どのくらい積もるかなぁ、とちょっとワクワクした。
今朝、起きてベランダに出たら、昨日の雪が手すりの上に綺麗に積もっていた。
「へ?これだけ?」
なんか拍子抜けして笑ってしまった、、。
2022年
1月
02日
日
2022年
明けましておめでとうございます🎌
今年は寅年。
猫好きな私には、なんとなく親しみがわくというかそれだけで嬉しいというか、とても喜ばしい年の初めです。
2021年
12月
31日
金
一年が早過ぎるんだけど、、。
亡くなった父がよく言っていた。
「坂道を転がるようにというが、まぁビルの屋上から真っ逆さまだな。」
歳をとると月日の流れが早いというのは誰もが言うことで、私も最近は、2階か3階から落ちるくらいの危機感は感じている。
ところが、2021年は破格の早さだったと思う。
ライブハウスのママさんも、パン屋のおかみさんも八百屋のおじさんも、みんなが「なんかあっという間だったんだけど、、。」と驚いたように言う。
ついこの間「今年は良い年になるといいね。」なんて言い合っていた気がするのだ。
今年はオリンピック・パラリンピックがあったし、大谷選手のMVP、ワクチンの世界規模の接種もあった。
私が精魂使い果たしたwアメリカ大統領選挙の余波、手に汗握る自民党総裁選の高市さん大躍進、皇室問題、災害や事件、、、こう振り返ると、なかなか波瀾万丈の一年だった。
なのに、あまり実感がわかない。
時間がすっと通り過ぎていったような、地に足がついていない感じというか、、。
時間軸が歪んだのだろうか?(笑)
2021年
12月
23日
木
偶然
自民党・岸田政権がグダグダだ。
私がネットで知っている保守の論客たちはほぼ全員、批判を通り越して呆れ心配している。
同盟国アメリカのバイデン民主党もやっぱりグダグダで、示し合わせたわけでもないだろうに日米、奇妙な偶然だ。
( それを言えば、トランプ大統領の時に安倍首相だったことは、日本にとってこの上ない幸運な偶然だった。)
政治の現場はきっと計算通りにいかないことの繰り返しで、老獪な政治家に「政界一寸先は闇」と言わしめるほど、先が読めない混沌とした世界なのだろう。
数え切れないほど大小様々な偶然が重なった結果、世界が動いて行く。
ほとんどの国民が政治や国家に無関心でも、ちょっとした出来事がきっかけで歴史が大きく変わるような政変が起きたりする。
そう考えると日米政権のグダグダさのシンクロはちょっと心配だ。次は何が起きるんだろう?
2021年
12月
16日
木
ライフステージ
( 9月24日の記事『Farewell for a while』の続きです。)
ライフステージの意味をネットで調べてみた。生命保険会社のCMやHPで時々目にするけれど、私には関係ないんだろうと思っていた。
**ライフステージとは、年齢にともなって変化する生活段階をいいます。
就学、就職、結婚、出産、リタイアなどのライフイベントを経過しながら、それぞれのステージで家族構成や家計などが変わります。
(不動産・住宅情報某サイトより)**
なるほど、、。
就学、就職までは良しとして、その後の結婚、出産、リタイアなどのライフイベントを(幸か不幸か?)経過しなかったから、つまり一般的なライフステージは私の人生に無かったってことだなぁ…(笑)。
それでも一つ、私にとってもの凄く大事なステージがあったと思う。
両親の介護をしながら新潟で過ごした1年半。
階段の途中の踊り場みたいに短い期間だったが、信じられないような経験をたくさんした。主に霊的・精神的な面で。
あの時に思ったこと、感じたこと、考えたこと、贈られた宝物のような1年半を、絶対に忘れないようにしようと思う。
さて、大学を卒業してからずっと、音楽の仕事をしてきた。
YAMAHA(財)に数年いた後は、今に至るまでフリーランスだ。
コロナで開店休業中だが、リタイアするつもりはないし、ピアノは死ぬまで弾き続けたいと思っている。
最初はエレクトーン、それからシンセサイザーに夢中になって、キーボードプレーヤーとして仕事をもらえたのは本当に幸運だった。
アレンジや作曲、PC打ち込み制作の仕事も楽しかったし、譜面は山のように書いた。
3日徹夜とか普通だったが、我ながらよく頑張ったと思う。
いつも背伸びをして、目の前の仕事をこなすのに無我夢中だった。
仕事をしながら漠然と感じたのは、みんな自分の中に”本物”を持っているという事。
プロだから当たり前なんだが、音楽に対する評価がいつも相対的である状況で、自分の中に絶対性の軸を持つということはとても覚悟のいることで凄いことなんだと思う。
そういう人たちと一緒に仕事をすることは誇らしかったし、自分もいつかそうなりたいと願った。
私の仕事はだいたい余裕がなく、いつもギリギリ状態だったが、それは私の中に”本物”が無かったからだったと思う。
ほんの少しの達成感、功名心とお金、、。
いつも何か小さな目的のために寝る間を惜しんでいたような気がするのだ。
音楽が好きだ。
でもその音楽は、何か私を表現するものとか、やむにやまれぬ音楽への愛だったか?
コロナ自粛の2年間。
否応無しに一人っきりでピアノと向き合う時間が積み重なっていって、朧げながら、私にとっての”本物”が見えてきた。
何を大事にするか、自分らしさって何なのか?
若い頃の夢だったことが現実になりつつある。”本物”を見つけること。
でも、、。
本音を言うと、もっと早くに見えてほしかったよ、、(笑)。
ライフステージ=年齢にともなって変化する生活段階--そう考えると、私のライフステージも緩やかに次の段階に入ったようだ。
今までとは違う目標を見ている。
ちょっとワクワクしている。
2021年
11月
28日
日
祝『三匹が斬る!』
今日の午後、YouTubeをぷらぷらしていたら、「『三匹が斬る!』第01話 (1987年)」を発見。
思わず「おぉ〜!」と叫んだ。
最近の投稿らしいのだが、画像が綺麗でとても数十年前のTVドラマとは思えない。
ネットでタダで三匹が見れるなんて、技術の進歩に感謝して涙が出た。
『三匹が斬る!』は、高橋英樹の「殿様」、役所広司の「千石」、春風亭小朝の「たこ」の三人が主人公の痛快時代劇だ。
『水戸黄門』ですっかり興味を失くした時代劇ファン--つまり私みたいな...--を、斬新で心憎い演出と素晴らしい役者さんのキャラでぐいぐい惹きつけた。
言わば、TV時代劇の金字塔のようなシリーズなのだ。
シリーズ終了後、続、続々、また又、新、ニュー、、とどんどん新しいシリーズに突入して、次はなんだい?と面白がっていたが、ある日突然とんでもない終わり方をして、「らしいなぁ、、。」と妙に納得したことを思い出す。
2021年
11月
20日
土
大谷選手
昨日、虎ノ門ニュースを見ていたら、番組途中で「大谷翔平、米ア・リーグMVP受賞!」の速報が入った。
いつもはちょっとシニカルな理論派・高橋洋一教授が、子供みたいに手を叩いて大喜びだった。(なんか可愛かった・笑)
野球といえば、私の世代では『巨人の星』な訳で、”どんなに練習が辛くても意地と根性で乗り越える”みたいな、汗と涙の塩辛いイメージなのだが、大谷選手はレモンスカッシュの甘く爽やかな香りが漂うようだ。
気負いのない、開けっぴろげな笑顔を見ていると、『巨人の星』世代の私たちとは隔絶した( 進化系ではない )全く新しい日本人のような気がしてくる。
夏の東京オリンピックでも、そういう軽やかな空気を纏った若い選手が何人もいた。
凄いなぁ、最近の若者、、。
驚き感心するというより、高橋教授のように手を叩いて喝采を送りたくなってしまう。
自分を信じる強さと、自分を楽しむ陽気さ。
数十年後、彼らが日本の社会--スポーツに限らず、教育や経済、もしかして政治の世界で活躍するようになったら、日本はどんなふうに変わるだろう?
そう考えたらワクワクしてきて、地球人が火星人になる日よりもずっと楽しみになってきた(笑)。
頑張って長生きしようと思った、マジで。
日本人選手の受賞は2001年のイチロー氏以来なのだそうだ。
イチロー選手がアメリカ大リーグで大きな話題になっていた頃、ライブハウスのお客さんにぽそっと言われた。
「田崎さんの顔ってイチローに似てるよね。」
これってどういうことなのか、いまだに謎なんだが、、。
2021年
11月
09日
火
王様の耳は、、。
10/31の衆院選。予想に反して自民党が安定多数を確保した。
うちの選挙区はちょっとややこしく、ネットで候補者の公約をふむふむと比較検討したりして、いつもより慎重に考えた。
国防、経済安全保障、土地取得規制、スパイ防止法、ITや原発、ウィグル・チベット・モンゴルの人権問題・移民問題、、。
日本も世界も、ほんと大変だ。
でも選挙の結果を見たら、なんかみんなちゃんと考えてた--オールドメディアに惑わされず。
国民一人一人がそれぞれ考える。程度の差こそあれ、なんとなくではあっても自分なりの意見を持った人が多かったんだろう。
政治についてはいろんな意見があって、話題としてとてもデリケートだ。
公共の場で発言を避けた方が無難だし、大人のたしなみでもある。
仕事場や友人たちとのおしゃべりなんかで調子にのって「野党は〜」とか言ったりすれば、間違いなく”面倒臭い人”と思われる。
私の場合、気を付けないといけない、本当に。
ふとした拍子にスイッチが入ってしまう。美容院やエステ、お酒がちょっと入ったりとか、良い加減にリラックスするとカチッと、、(笑)。
たまに、政治に限らず、思うこと、考えていることを全部吐き出したくなる。
頭の中でぐるぐるしている事を滔々と、誰にも邪魔されずに語りたくなる。
「王様の耳はロバの耳〜!」と古井戸の底に向かって叫んだ人は、本当のことが言いたくて言いたくて、さぞ日々悶々としていたことだろう。
今の時代なら、YouTubuに覆面動画アップしたかも。会員限定サイトかなんかで、、。
改めて考えてみるに、私はどうも、意見を発表したり自分を理解してもらいたいのではない。
思っていることがポロポロと出てきてしまう時があって、言わないでいい事を、どういうわけかとても熱心に話してしまうのだ。
賛成して欲しいとか議論したいのでもない。
ただ、話したい、、。
まぁ、周りが迷惑するだけなんだが(笑)。
2021年
10月
27日
水
真子さんの結婚
10月26日、小室圭さんと秋篠宮真子さまの結婚記者会見が開かれた。
ニュースを見ながらふっと、若かりし頃の私の大恋愛を思い出した。
もう本当に大昔の話だ(笑)。
その恋が破れた時、いっそ死んでしまいたいと思い、傷だらけになった心が癒えるまで何年もかかった。
努力すればたいがいの夢は叶う、叶わなかった夢は、そもそも自分にとってあまり大事なことではなかったのだと割り切れてしまう--我ながら笑っちゃうぐらいのポジティブシンキングなのだが、唯一、恋愛だけは自分の思い通りにいかなかった。
胸が張り裂けそうな悲しみというものを、その時初めて知った。
2021年
10月
17日
日
謎の日本人
10月16日、東京都のコロナ新規感染者は66人だった。
この一ヶ月、あれあれっと思う間もなく感染者数が減り続け、人流と感染拡大はあまり関係なかったんじゃないかという声が政府閣僚からも出て来た。
ネットでは、海外の人たちが「なんで日本の感染者は急に減ったの?」と不思議がっていて、海外メディアも日本の感染者減少を「謎の激減」として取り上げ、分析しているようだ。
そもそも、日本のコロナは”さざなみ”だった。
世界の感染状況グラフなどを見ると、まさに”さざなみ”と表現するしかない程度だったが、そう発言した知識人はマスコミなどから総バッシングを受けた。
感染拡大初期に著名人が複数亡くなり、これから日本もニューヨークのようになると言う専門家が現れたりして、日本国中が心底震え上がり、パニックに陥った。
何がどうなっているのか、憶測や怪情報が駆けめぐる中、国民は生真面目に自粛を守り、マスクをつけ、ワクチンを打った。
そして、よく分からないが、急に感染が収まってきた。
そろそろ、政府や医療機関で検証が始まるのだろう。
ネットでは既に、専門家がいくつか意見を出している。
どうして日本は”さざなみ”だったのか?
どうして急激に減ったのか?
専門家の言うワクチン、マスク、季節のせい、、みたいなことでは、なんとなく納得できない。
マスク、手洗いだけで、あれだけの死亡者数の差が出るんだろうか?
ワクチン接種が進んだイスラエルでは、今、感染爆発が起きている。
日本はワクチン接種も遅れ、ロックダウンもなかったのだ。
私のようなSF好きは、不謹慎にも『アンドロメダ病原体』(1969年 マイケル・クライトン著)を思い出してしまう。
2021年
9月
30日
木
日本国第100代総理大臣
今回の自民党総裁選はネットでも大盛り上がりだった。
いろいろな動画やコメントを見ていると、たくさんの政策通の人たちが高市さんを熱烈に応援していた。
相変わらず大手メディアが伝える世論とは別世界の感があり、流石にTVって変だな....と気付く人が増えるんじゃないかとちょっと期待している。
昨日の選挙では岸田文雄新総裁が誕生した。
高市さんじゃなくて残念だが、きっと彼女は岸田内閣で重要なポストに就いて、今以上に力強い国家観を磨いていくに違いない。
それに100代より101代の方がある意味、切りがいい気がする。
『101匹わんちゃん』『101回目のプロポーズ』だってハッピーエンドだし、、(笑)。
高市さん、また日本の為に頑張って下さい!
岸田総理を支えて、日本を”より良い国”にして下さい。
2021年
9月
24日
金
Farewell for a while
先月末、セッションで一緒に仕事をしていたTくんがぽつっと言った。
「しばらくセッション、ライブの活動を休みます。」
「え?いつまで?」
「ちょっとまだ分からない。」
「、、。」
大好きなベーシスト、音楽性を尊敬しめっちゃ信頼していたTくんだったのでパニクった。
う〜、マジかぁ、、。
あれから一ヶ月。
急遽、今月20日にトリオライブを企画し、私のめそめそした気持ちに一応の区切りをつけることができた。
ライブが終わりTくんと電車で一緒だったのだが、隣りに座った彼が、
「ライフステージが変わる時が来る。」と静かに言った言葉が妙に胸に残った。
”ライフステージ”かぁ、、。
そう、全ての人にその時が来る。
今まで考えたことがなかった。いつも”これから先のこと”しか見えてなかったから、、(笑)。
という訳で、今更ながら、自分の”ライフステージ”についてちょっと整理してみようと思った。
***次回に続く***
2021年
9月
12日
日
高市さん
9月8日、高市早苗さんの総裁選出馬表明の記者会見。
終了間際のトンデモ記者のヤジ(笑)まで2時間近く、しっかり見た。
最後まで飽きずに見た....と気付いて、我ながら驚いた。
しっかり考え抜かれた政策と柔らかな物言い、揺るがない信念が真っ直ぐな顔つきに表れていて、保守派が待ち望んでいた政治家が満を持して表舞台に出てきたという感じだ。
優れた政治家に女性も男性もないと思うけれど、それでも同じ女性として、誇らしいしめちゃ嬉しい。
日本初の女性総理大臣が誕生するかまだ分からないけれど、この総裁選がきっかけになって、モヤモヤ〜ボヤ〜ッとした政治の世界が少しでもシャッキリすると良いなぁと思う。
2021年
8月
31日
火
精神的緊急事態
2011年に起きた東日本大震災。
あの時、東京もかなり揺れて、私は棚からバラバラ落ちてくるCDを両手と足で押さえながら、一人「ひえ〜!」と叫んでいた。
その後、福島原発で事故が起きて、日本国中が放射能の恐怖に怯えた。
私の知り合いにも「東京は危ない!」と言って沖縄に引っ越した人がいる。
私は毎日、インターネットで情報を探した。
( TVを持っていないせいもあったが、当時の民主党政権のダメダメぶりに、”大手メディアにすっかり騙された”感が強かったのだ。)
原発事故が、今どういう状況なのか、放射能の影響はどれくらい及ぶのか、そもそも放射能被害とは何か。
インターネットで情報をとるという作業をそこまで一生懸命にやったことがなかったけれど、しばらくすると、ネット世界の景色が表面的であれざっと観えてきた。
扇動的なもの、フェイク、偏った記事がたくさんある。
発信者の経歴まで辿らないと信じていいか分からない情報や、極端に意見が分かれている場合もある。
でも、少なくとも鵜呑みにしない覚悟で見れば、今まで知らなかった様々なことを劇的に知ることができた。
民主党政権の内情、災害派遣の自衛隊の活動、海外の真摯な調査報道、日本の報道のお粗末さ、、。
以来、国内外の政治・社会ニュースは、ほとんどネットでチェックするようにしている。
ここ数年の”森友・加計問題”、”韓国海軍レーダー照射事件”、”2020年米大統領選挙”等々、ネット情報を追うことで、自分なりにある程度の真実が見えたと思っている。
もちろん間違っているかもしれないが、私の信じる真実だ。
TVのコメンテーターよりは余程マシなんじゃないかなぁ....(笑)。
ところが、ここ最近、そんな淡い自信が木っ端微塵になっている。
日本中がコロナ・パニックに陥ってあらゆる情報が錯綜し、ネット記事もYouTubeも、何を見てもさっぱり分からない状態なのだ。
国の出すコロナ関連のいろいろな数値さえ疑わしく見え、科学者やお医者さんの間でも様々な問題について意見が分かれている。
2021年
8月
24日
火
仁鶴さん
8月17日、3代目笑福亭仁鶴さんが亡くなられた。
ずっと以前、仁鶴さんの落語を目の前で聴いたことがある。
私が昔、J-popのバックバンドでキーボードを弾いていた頃の事だ。
関西ツアーの移動日に、バンドメンバーと一緒に大阪なんば花月劇場に遊びに行った。
”パチパチパンチ!”のおじさんの生の迫力にびっくりし、舞台の芸人さんと客席のおばちゃんの爆笑級のボケツッコミに「さすが大阪は違うなぁ。」としきりに感心していると、トリが仁鶴師匠だった。
2021年
8月
11日
水
コンビニおにぎり
東京オリンピックが閉会した。
日本選手の活躍がマジで凄かった。
コロナ禍で練習も思い通りにできなかったろうし、一年の開催延期、繰り返される中止議論や誹謗中傷の嵐の中、選手たちの心の強さとプレッシャーをものともしないひたむきさを思って、胸と目頭が熱くなった。
本当にお疲れ様でした!
そして、大会関係者の方たちの努力と誠実な献身、世界中から感謝の声が殺到しているそうです。
数日前にネットニュースでこんな記事を読んだ。
『東京オリンピックの取材のため来日した、カナダの公共放送局「CBC」の記者デビン・ハーロウさんが、連日セブンイレブンへの愛を表明し、話題になっています。』
デビンさんはTwitter上で、セブンイレブンのおにぎりやコーヒー、スナック、スイーツなどをこれでもか〜というくらいに褒めていて、愛しっぷりがあまりに微笑ましかったのでみんなが拡散したのだ。
ローソンだってファミマだって美味しいんだぞ!と一人意地悪く突っこんでいたが、コンビニのおにぎりで”ある事”を思い出した。
2021年
7月
31日
土
東京オリンピック -Part2-
東京オリンピックは連日連夜、選手たちの奮闘が伝えられている。
日本はびっくりするほどのメダルラッシュで、毎日嬉しくて誇らしくてたまらない。
今回だけはTVがないのが恨めしいが、ある人が「ライブで見ていて、あまりにハラハラドキドキして息が止まりそうになる!」と言っていたから、ネットで結果だけを知る方が精神衛生上、良いのかもしれない。
完全な負け惜しみなんだが、、。
2021年
7月
22日
木
東京オリンピック
もうすぐオリンピックが始まる。
呪わしいコロナの影響で全方位から逆風が吹き荒れ、土壇場でまさかの無観客、開会式直前まであちこちに問題が噴出してまさに傷だらけ、満身創痍の東京オリンピックだ。
ここまでくると、もう次に何が起きても驚かない気がする。
8年前、2020年夏季オリンピック開催地をめぐって、東京はトルコ・イスタンブール、スペイン・マドリードと激しく競った。
2013年9月8日の朝、IOC総会の投票で東京が選ばれたことを報じるニュースが流れた。
テレビ画面の中で、安倍前総理や滝川クリステルさん、多くの関係者の方々が抱き合い、天を仰ぎ、涙を流して、いつもは冷静な日本人-政府関係者まで-が全身で湧き上がる喜びを表していた。
私も、あんまり嬉しくて「よっしゃ〜!」と心の中でガッツポーズをした。
今朝、あの時のことをふっと思い出した。
昔のブログを読み返して、そして、やりきれない気持ちでいっぱいになった。
あれから何年もの間、オリンピック代表選手たちは死に物狂いの努力を重ねてきた。
とてつもないプレッシャーに押し潰されそうになる時もあったに違いない。
それを乗り越えて、自分を信じて、目標に向かって黙々と頑張ってきた人たちだ。
その挑戦の舞台の幕がもうすく開く。
後悔なく、持てる力全てを出し切ってほしいと心から思う。
その場にはいれないけれど、たくさんの国民が注目し見守っていることをどうか忘れないで。
東京オリンピックを全力応援します!
頑張れ、日本!
2021年
7月
04日
日
読みが長い漢字
ちょっと前に話題になったニュース。
『宮内庁長官、天皇陛下は五輪ご懸念と拝察』
とんでもない長官だ -_-; 驚いて憤慨した。竹田恒泰氏も”ポンコツ!”と批判しておられた。
でもどうせこれ、メディアお得意の切り取りなんじゃないの?
まぁ、それはそれとして、記事を読みながら全く別の事を考えた。
「詔」って「みことのり」と読むのかぁ、一文字ですごいなぁ、、、。
ほんのり感激した。
さっそく、”読みが長い漢字”をネット検索してみた。
「志」こころざし、「承る」うけたまわる
ふむふむ、格式高い雰囲気がそこはかとなく漂う、、。
「糎」センチメートル、「竰」センチリットル
へえ、漢字で書くとこうなるのね、、。
「艤」ふなよそおい
初めて聞いた、、。意味は出航の準備をすること。
「鯢」さんしょううお
山椒魚は知ってるけど、、。
調べると、どんどん凄いのが出現。
2021年
6月
28日
月
筋力
先日、思わぬことに気が付いた。
駅に着いて改札を通る。もうすぐ電車が来る気配。
ダッシュで階段を駆け上がればギリギリ間に合うというシチュエーションだ。
ここ数年、体力が気力に負けるというか、気はせいても足が思うように動かないという情けないことが多かったのだが、その日の私は違った。
気力・体力ともに充分。軽やかに階段を駆け上がった。
お〜、なんという事だ、素晴らしい!
2021年
6月
16日
水
情報戦
この一年、朝起きてもちっともやる気が出ず、だらだらウダウダと過ごして、最近ようやく希望の光が見えてきた、と前の記事で書いた。
その間、アメリカ政治の内情や日本の国対政治とかについて妙に物知りになったが、知れば知るほどストレスが溜まるような情報にたくさん接して、驚いたり憤ったり安心したり絶望したり、精神的にはなかなか忙しかった。
これって、どうなんだろう、自分にとって良いことだったのかな?
少し冷めたような心持ちになって、頭の中を整理してみたくなった。
2021年
6月
06日
日
大混乱の一年半
全世界に吹き荒れたウィルスの嵐も、ワクチン普及のおかげで少しづつ収まりつつある。
さざ波状態の日本も、ようやく自粛パニックから抜け出せそうだ。
大混乱の一年半だったが、社会の様々な問題点がいくつも明らかになってきた。
特に、マスコミのめちゃくちゃぶりが酷かったと思う。
コロナパンデミックが始まる前の米大統領不正選挙から最近公表されたファウチ・ゲートまで、米メディアは不確実な陰謀論を振りかざして大々的な偏向報道をやった。
日本メディアも、お笑いワイドショーは仕方ないにしても、新聞・NHKまでが国民の信頼を大きく失った。
2021年
5月
31日
月
UFOは実在する
先日読んだ産経新聞の記事(5/18)。
*********
『元米当局者「UFOは実在する」国防総省が報告書を提出へ』
米国防総省で未確認飛行物体(UFO)に関する情報を収集して分析するプロジェクトの責任者だった元当局者が18日までに、米CBSテレビの番組で「UFOは実在する」と明言した。
同省は6月、UFOに関する報告書を議会に提出予定だ。
(中略)
、、「焦点は一体何者でどういう意図があり、どんな能力を持っているかだ」と訴えた。
2021年
5月
22日
土
ポリコレ -Part3- ?
私が小さい頃、母はあまり家に居ない人だったので、学校から帰っていつもお母さんに「おかえり。」と言ってもらえる友だちが羨ましくて仕方なかった。
ほとんどの家のお母さんが専業主婦だった時代だ。
20代になると、友人たちはどんどん結婚していった。
私は音楽をやる事に夢中過ぎて、結婚や子育てが現実的な将来と思えなかった。
好きな人ができると、結婚は半ばしょうがないのかなとも思ったが、心の中では死ぬまで音楽をやりたいと思っていた。
”やりたい事をやる”のと”結婚”は、真逆のこと-対極にあるようなイメージだったので、結婚は恐ろしい事・悲しい事でしかなかった。
もう少し楽観的でも良かったかもしれないと思うが、”最悪を考える”癖は、今もちっとも変わっていない。
若い女性で夢も希望もない結婚観ってのは、当時かなり珍しかったかもしれない。
自分が専業主婦になることは、子供の頃にそういうお母さんを熱望していたくせに、頭の隅にちらりとも浮かばなかった。
適齢期をなんとかやり過ごし、晴れて結婚と無関係になった頃(笑)に、実家の父が倒れた。
母の介護もあって新潟の実家に帰ることにした。
父の病院の往復に加えて、一日中、細かな家事に追われる生活が始まった。
母の世話と町内会、家の管理や片付け、何より大変だったのが、毎日、献立を考えて料理をすることだ。
自由気ままに生きてきた私が、いきなり主婦の真似事らしき事をなんとか頑張った。
父のため、母のためと思えば至極当然のことだったが、今振り返ってみれば、自分の心の中で起きた様々な変化や気付きは、私の人生の中でとても大切で重要な事だった。
当時は本当に無我夢中だった、、。
今、コロナ自粛でぼっとしながら思うのだが、あの生活があと10年続いていたら、私はどうなっていたんだろう?
立派な独身主婦になっていただろうか?
あれ?
ポリコレ-Part3-を書くはずが、すっかり思い出話になってしまった。
男女の役割分担について考えていたはずだが、、。
緊急事態宣言のおかげで、毎日鬱々として体調までおかしい。
生活がだらだらすると、頭の中もグダグダするのだ。
文章が全然まとまらないし、書く気すらなかなかおきない。
こんな生活が、一体いつまで続くんだ?
これは、不安感というより憤りに近い、、。