吉祥寺は大好きな街だ。
先日、吉祥寺で仕事だったので、少し早く行ってプラプラしようと駅を出たら、街中何やら騒然としていた。
遠くに陣太鼓のような和太鼓の音がどんどん鳴り響き、町の顔役のような恰幅の良いおじさま達が揃いの浴衣を着てゆったり歩いている。
いつもはスマートでエレガントで、モンマルトルのような( 行ったことないけど、、)雰囲気の街が、一体どうしたことか、今日は”江戸”だ。
、、あ、お祭りかぁ!
大通りからちょっと入った路地にテントを張って、奥に酒樽がいくつも積み重ねて置いてある。威勢のいい法被姿の若者たちがきびきびと準備に働いていた。
丸井(マルイ)のお洒落なエントランス前に、可愛いお神輿が鎮座している。
吉祥寺村の氏神さまがこれに乗って「どれどれ、みな息災であるか?」と町中を見て回るのだ。
なんか良いなぁ、、。江戸とパリがごちゃ混ぜになってる。
フレンチを食べながらハロウィン・パーティの企画を練り、N.Y.株価をチェックしながらボジョレー・ヌーボーの解禁日を気にしているような人たちも、ほんの一瞬、江戸の空気を吸い、日本の神さまの幻影を見る。
全国各地それぞれの秋祭りは、五穀豊穣を祝い収穫を祈って、遥か昔から、そしてこれからもずっと遥か未来まで、町の普通の人たちによって続けられていく。日本はきっと変わらないし、変わることを望まないと思う。
今年は令和元年。
10月22日に即位礼正殿の儀、11月に大嘗祭がある。
この国に生まれて良かったと感謝し、そう思えることが本当に幸せな事と思った。
コメントをお書きください
ぅぉ (金曜日, 20 9月 2019 20:27)
いきたいなぁ。吉祥寺。
michiko (日曜日, 22 9月 2019 10:05)
いいですよねぇ。吉祥寺。
第二土曜日の昼間、吉祥寺のお店でセッションをやっているので、お暇な時にでものぞいてみて下さいませ ^ ^