終戦記念日に。

今日は終戦記念日だ。全国民が黙祷を捧げる。

 

厚生労働省のHPには、「国民の皆さま、戦没者に対し、それぞれの職場やご家庭などで正午から1分間の黙とうをお願いいたします。」とあり、昨日のニュースでは、菅義偉官房長官が「戦没者をしのび、心から黙とうをささげられるよう切望する」と、談話を発表していた。

 

原爆や空襲で亡くなられたたくさんの人たち、そして国の為に戦って尊い命を落としたたくさんの兵隊さんたち。

 

数年前に『硫黄島からの手紙』(米・2006年)を見た時、涙が止まらなかった。

硫黄島では、米軍の日本本土攻撃を遅らせるという軍事作戦のために、2万人以上の日本人が暑さと飢え・渇き、凄まじい戦闘の恐怖と戦いながら死んでいった。

普通に暮らしていた街のパン屋さんや町内会の若者たちが、突如、過酷な戦場に駆り出される。”赤紙”一枚で、一般人が軍隊に放り込まれ、国の為に命の犠牲を強いられたという事実に言葉を失った。

 

もうね、過酷過ぎて信じられない。

いくら大人しい日本人でも、日本という国、そこで暮らす家族を自分が守るというもの凄く強い思いがなかったら、とても無理だったんじゃないだろうか。

きっと軍人も一般人も、ほぼ同じ目標・気持ちを共有していたと思うのだ。

 

都内の某ライブハウスで演奏した時、そこのママさんが、私の愛国右翼っぷりに気を許したのか、

「私の父は陸軍の軍人でした。なかなか人に言えませんけどね、、。」と、ぽつっと言った。

なんで人に言えないんですか~!私たちの国の為に戦ってくれたんじゃないですか~!

何というか、もの凄く悲しい気持ちになった、、。

 

太平洋戦争における軍部の暴走に関しては、いろいろな意見や批判がある。

本当に悲惨すぎる作戦もあった。

でも、国を守るという任務に対する忠実さに、少しも疑いはなかったんじゃないだろうか?

理性的な歯止めとなる仕組みがなかった、組織がちゃんとしていなかった、古いやり方を修正できなかった、いろいろな理由がきっとあったんだろう。

 

いつか自衛隊が国軍として認められ、国民が軍人さんに心からの信頼と尊敬を持つ、そんな普通の国になると良いなぁ、と思う。

強い軍隊を持つ国には、どんな国も下手な手出しをしないものだ。

国防ってそういう事だと思う。

戦争をする為じゃなくて、戦争を”避ける”為に軍隊を持つという考え方もあるんじゃないだろうか。

 

15日正午、靖国神社に向けて黙祷。

 

「日本の為に、私たち子孫の為に、本当にありがとうございました。

日本はこれからきっと、もっともっと良い国になります。

どうぞ見守っていてください。」

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コメント: 9
  • #1

    ぅぉ (土曜日, 17 8月 2019 18:42)

    『愛国右翼っぷり』 まぁまぁ そんな言いかたしなくっても。
    先人の行いに思いをはせ、尊いと思い 黙祷するのは素敵なことかと。

     とは言え何故あの戦争が起こったかって言うのが、いまひとつまだわかって
    ないのですよ。  今人気の立花さんがぶっ潰そうとしている放送局が
    大河ドラマで第二次世界大戦に関することをフィクション抜きでやってくれないかなぁ
    (TVもって無いけどw)と思うも、どうせ無理でしょうし。

     時代劇評論家の春日太一さんによると、時代劇の定義で、西南戦争以前のもの
    とおっしゃっているので、あー大河で第二次世界大戦は無理かーとか思って
    みたり。  倉山満さんの本を読んでみてもまだピントきておらず、最近ようやく
    上念さんの経済で読み解く~大正、昭和版を読み始めたところですが
    なかなか進まず。  そんな折、今週のジョネトラダムスウィークエンドで
    すごくわかりやすい解説がww

     自分の聞きたい情報のみを妄信するのも良くないけれどこれをベースに
    勉強しますか と思った本日。  入院前に何物騒な事かんがえてるんだかww
     これね
    https://www.youtube.com/watch?v=XhKUSPX_lhE

  • #2

    michiko (日曜日, 18 8月 2019 10:27)

    ぅぉさんもTV持ってないんですね ^o^/

    私も新潟に帰った時に見るだけですが、普段インターネットの情報に接していていきなり地上波TVを見たりすると、どこの国の放送かと思いますよ、マジで。

    上念さんの解説、相変わらず分かりやすくて明快でした。
    特に同盟のホントのこと。イギリスってやっぱしたたかですねぇ。

    私が最近ハマっているのは、江崎道郎さん。
    インテリジェンスの観点から太平洋戦争を解説しています。
    虎ノ門ニュースと魚屋・生田さんのシリーズ番組で見れます。
    私はなんだかびっくりしてしまって、ぼっとなりました。
    日本、危ないって!進次郎くんで騒いでる場合じゃないって....(苦笑)。

  • #3

    ぅぉ (日曜日, 18 8月 2019 16:11)

    そうなんです。 持ってません。 
    なので、マツコさんがどうなろうが、立花さんがどうなろうが高みの見物です。w

    江崎さん コミュンテルンの怖さとか解説されたりしてる方ですよね。
    コミュンテルンの話はまだ怖くて本とか読めてません。
    ちなみにお名前、道朗さんではないでしょうか。

    ソビエトの工作員て言うと、ジブリアニメの『風立ちぬ』で、主人公が
    軽井沢で会うドイツ人と言うあのおっさん。実はゾルゲでは?と言う説が
    子供でも見る映画にそういうもの出してくるのだから  ぬるいニュース
    ばかりやってるとメディアは見捨てられるのでは?

  • #4

    michiko (月曜日, 19 8月 2019 11:25)

    あ、道朗さんでした ^ ^;; 名前の漢字を間違えるのは駄目ですね、私もよく間違えられるけど。 ご指摘、ありがとうございます!

    メディアといえば、オールドメディアの人たち、危機感持ってるのかなぁ?
    「情報源がTVと新聞のみ」の人しか信じてないと思うんだけど。

  • #5

    ぅぉ (金曜日, 23 8月 2019 15:52)

    自分たちの邪魔になるものは潰しちゃえば良いってかんがえでは?
    某ライブ○アの元社長は、ある放送局を買おうとして、なぜか逮捕まで
    されて。

     あと、立花さんの話ですと、そのぶっつぶす局の偉い人を●

  • #6

    ぅぉ (金曜日, 23 8月 2019 15:57)

    つづき 
    ●□正日扱いを雑誌メディアにさせて失脚させたのは▽通なのだそう。
    オールドメディアはいろんなところにつてがあって、こわいのかもよ~ん。w

  • #7

    michiko (土曜日, 24 8月 2019 09:31)

    確かにw。▽通は黒いかも、、。
    門田さんとか徹底取材、やってくれないかなぁ、、。

  • #8

    本間俊一 (木曜日, 26 9月 2019 22:43)

    僕も、梯久美子さんの「硫黄島からの手紙」を読み、映画も観ました。

    40年以上前のことですが、大学を卒業して友人と一緒に、鹿児島県知覧の特攻平和会館を訪れ、この国を守るため命を捧げた若者たちを知り、その後の人生の生き方の支えとして参りました。

    そして、定年退職し、40年を経て、再度知覧を2年前に訪れました。

    特攻隊員の若者たちの遺書は、40年前と変わらず、僕の心に真っ直ぐに語ってくれます。特に穴沢少尉が婚約者へあてた遺書は、思い出だけで心がつまります。
    多くの見学者が涙ぐんでいました。

    ミチコさんのブログに心打たれて、コメント
    しましたよ。

  • #9

    michiko (日曜日, 29 9月 2019 20:22)

    本間さん、ありがとうございます、
    特攻隊員の遺書、私は見るのが怖くて、見たら自分がものすごく傷つきそうで怖くて見れないんです。
    ずっと昔に『きけわだつみのこえ』を読んだ時より、今は人が死ぬという事をもっと身近に感じるからかもしれません。
    国を守るという軍事行為を、まるで悪いことのように非難する人たちがたくさんいる、、。信じられないです、、。