越後線で。

5月7日、新潟市で起きた小学2年生女の子の殺害事件。

陰惨な事件を報じる記事に衝撃を受けたが、その現場というのが、このブログで度々登場している越後線だ。

 

越後線にはとても思い入れがある。

 

高校生時代には毎日乗っていたし、今でも新潟に帰れば利用する。

バスより早いし、料金は半分だ。( 郊外のバス代は途轍もなく高い!)

実家からバス停は2分、駅まで8分で、余裕がない時以外はたいがい越後線に乗る。

 

越後線は単線で、他の列車とすれ違うことなくゴトゴトのんびり走る。

この”我が道を行く"感がすごく好きだ。

線路の脇の草地を隔てて住宅街がずっと続き、唯一のハイライトは、川幅約200メートルの信濃川に架かる鉄橋を渡る時だ。

眼下に見る川岸の桜並木は見事だし、遠く市街に広がるビル群の中に聳え立つタワーや県庁舎、コンベンションセンターなどが一望できる。

夏には広い川面に船々が浮かび、夕暮れ時には彼方の海に沈む太陽の夕焼けに思わず見とれてしまう。

十秒くらいだろうか、車窓から眺める風景は格別だ。

この愛すべき越後線の唯一の欠点は、強風ですぐ運行停止になることだ。

朝起きて、窓の外の風や雪などで運行停止の危険を察知した越後線利用者たちは、早速、携帯をチェックし情報を交換する。

いよいよ運行停止決定となると、ツイッターには呪詛の声が溢れるのだが、殆どの人はもう諦めている。

なるたけその回数が少ない事を祈るばかりだ。( たまに”そよ風で運休”とか揶揄されている....。)

 

そんな我が越後線で非道な殺人事件が起き、その上、現場はうちのマジ隣りの駅だった!

もうね、、このもやもや感、怒り、悲しみ、、。

 

興味本位で現場報道をしているTV局があると聞く。

うちにテレビがなくて、本当に良かった。

そんなレベルの地上波放送は、たまたまであっても絶対に目にしたくない。

まったく、ほんとうに、とんでもなく酷い事件だ。

ただただ、女の子がかわいそうで虚しい気持ちになる。どうしてこんな事が起きたんだろう?

 

心からご冥福をお祈りします。天国できっと幸せでありますように、、。

そして、悲しみに沈むご家族や周りの方々に、少しでも穏やかな生活がどうぞ戻りますように。

 

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コメント: 2
  • #1

    ぅぉ (水曜日, 23 5月 2018 10:59)

    なんともいたましい事件である。 犯人はその罪に相応する罰を受ければよいと思う。
    とは言え、被害者が戻ってくるわけではないのだけれど。

     で犯人と同様に許せないのがメディア。 今回も犯人はオタクだったとか何とか
    報道しているらしい。 犯人の身内周りも取材しまわってるらしい。
     30年成長してないどころか劣化してるのではないかと。

     メディアさんたち ダメだこりゃ。

  • #2

    michiko (金曜日, 25 5月 2018 08:34)

    ぅぉさん、ほんとメディアの人たちは何を考えてるんでしょうか?
    被害者家族に迷惑をかける、別人を犯人扱いする、オタクをさも変な人扱いする、もう数十年前のメディア全盛時代で思考が止まっているみたいですね。
    ネットでは、冷ややかに呆れています。
    日大の記者会見でも、報道陣の質問のレベルが低すぎてびっくりしました。