お盆で新潟に帰省して、庭の草刈りを2回やった。
先月7月に帰った時、梅雨のあと一面に生い茂った夏草に驚いて、様子見がてらサンダル履きで庭に出た。
ものの2、3分だったのに、待ち構えていたヤブ蚊たちに足や手をいいだけ食われて、気がついたら数カ所まっ赤にふくれあがっていた。
これに懲りて今回は父の忠告どおり、長袖シャツ長ズボン、靴下もしっかりはいて草刈りをした。
いったい”草刈り”という作業は、格別おもしろい訳ではないのに妙に燃えて、時間がたつのをすっかり忘れてしまう。PCの無料ゲームみたいなもんだ。
この時も、繁茂するツタから皐月やツツジを守るべく汗だらけ土だらけで大格闘をして、15分くらいのつもりが30分以上、戦いに没頭してしまった(笑)。
完全防備のはずだったのに、シャワーを浴びながら足首をみたら、まんべんなく集中的に蚊に食われていた。靴下の上からだ....。びっくりした....。
都会のマンションで暮らしていると、蚊に出くわすという事がほぼない。
まれに電車やバスの中で”ぶ~~ん”と飛ぶ音を聞いても、無視はできないまでもどこか寛容な気持ちでいられるのは、弱々しい遠慮がちな小市民のイメージがあるから。
うちの庭のヤブ蚊たちは、少数精鋭、勇猛果敢にゲリラ戦で相手を苦しめる強靭な兵士だ(笑)。
2回目の草刈りは、父の大きな長靴をはいて、これでもう大丈夫と思って油断した。
今度は太もも集中攻撃で、被害は8カ所。
なんとズボンの上からだ....。凄い! 凄過ぎ....。
「敵ながらあっぱれ!」と日の丸の扇子を広げたくなった。
そもそも、父の最初の忠告を聞いておくべきだった。
「草刈りは秋まで待て。」
夏の陣は完敗に終わった(笑)。
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