先日、沼袋オルガンJazz倶楽部でトリオのライブだった。
メンバーはいつもの通り、城谷さん(Tp)と小杉さん(Bs)。
オリジナル『Purple Moon』を演奏する前にMCで、この曲を作った当時、毎晩のようにワイン片手にUFO探索をやっていたという話しをした。
「その時は国立に住んでいて近くに自衛隊施設もあったし、でもやっぱ米軍基地の方が....」とマイク片手に話していると城谷さんが、
「お話中ですけど、、。自衛隊とか米軍とか、UFOとどういう関係があるのかさっぱり分かんないんですけど...。」
「ええっ?エリア51とか知らないの?」
「まぁX-FILEとかは見ましたけどねぇ。」
「X-FILEは嘘っぽいけど、でもアメリカ軍はUFOと接触した事実をきっと隠してるんだよ、UFOオタクの間じゃ通説だよ。」
私と城谷さんが左右でやり合っているちょうど真ん中に立ってる小杉さんが、W・ベース越しに譜面台の小さな譜面を覗き込みながら、『....えっと....Bbm-Eb7-Ab7ね、....ん?』、一人まったく異空間にいるってこの情景は毎度のことなのだが(笑)、今回、何がびっくりしたと言ってそばの席に座っていたH氏が、
「僕、UFOは何回も見てますよ、いろんな所で....。」
一瞬、頭がポンッと爆発して星が見えそうだった(笑)。なんて幸せな人なんだ!!
気をとりなおして『Purple Moon』の演奏に集中したが、どうも何だか気持ちが落ち着かない....。
休憩時間中、早速H氏に詳しい話を聞いていると、少し離れた席にいたとってもお洒落なご婦人( 小杉さんの古いお友だち )が、
「私も40年くらい前に見ましたよ。葉巻型のUFOでした。偶然見て、最初はUFOと分かりませんでした。」と、にこにこしながら話してくれた。
それも、見たのが井荻だったそうだ! ( 私は今、杉並区井荻に住んでいる。)
杉並区に宇宙人が来たんだ、、もの凄い偶然に戦慄した....(汗)。
「私、UFOと幽霊は絶対一度、この目で見てみたいんですよ。」あまりの展開にクラッと混乱しながら私が言うと、話しを聞いていたM子さんが、
「私はUFOは見た事ないけど、幽霊は見ましたよ。」
えぇ~っ!!
一人パニクる私をよそに、城谷・小杉両氏は完全に異空間にいた、ってか私が異空間にいたのか....(笑)。
小杉さんとか、きっとUFOや幽霊を見ても「ま、そういう事もあるよね。」なんて言って煙草吸ってんだろうなぁ。
「見たいと願っていれば、絶対にいつか見れますよ!」
UFOを見た女性に力強く励まされて、そうか、探そうと思うより遇えると信じることが大事なんだ、と思った。
でもその後、何だか”運命の人”と同じだなと気付いたら、相当望み薄な気がしてきてかなりがっくりした(笑)。
コメントをお書きください