うちのベランダから桜を写した。

 

もうほんのちょっと右の方に歩くとささやかな桜並木があるのだが、離れてひっそり咲くこの2本の桜が、何だかとっても"けなげ”だ(笑)。

群れずに気高く、何も気負わず誰とも競わず、その時を精一杯いさぎよく美しく咲く....。

そんなめちゃめちゃ感傷的な思い入れをついしてしまうほど、桜は私たち日本人にとって特別な花だ。

桜の木の下で大騒ぎをしている人間たちとはまったく違う次元で花を咲かせ散らしているかのような、ある種、哲学的な高尚ささえ感じてしまう。

 

秋の虫の声といい、外国人にとっては理解を超える日本人独特の感性かもしれない。