かなり以前、pops系の仕事をしていた時に、鍵盤を思い切り弾く機会がなくなっていた事や 、PCで音楽を作る作業の無機質さに疲れて、なかば息抜きみたいな気持ちでjazzのセッションに参加した。
jazzには少し興味があったけれど、Bill EvansやHancockくらいしかちゃんと聞いた事がなかったから、まずjazzってどうなってるの ? みたいなところを、立川にお住まいのピアニストに習いに行った。
その方がセッションに連れていってくれたのだが、もう何が何だかわからないまま無茶苦茶弾きまくって終わった...。
その時のセッションが縁で、多摩地区のミュージシャン、それも筋金入りのjazzマニア(笑)みたいな人たちと交流ができた。
本当にいろいろな事を教えてもらったし、何より楽しかった !
数年後、憧れだった高田馬場のlive house "GateOne" でjazz liveをやる機会に恵まれ、その時に、jazzを遊びじゃなく、真剣にやって行こうと思った。
そのお店で一緒に演奏してくれたのが小杉敏さんだ。
もう6年になる。
毎回、小杉さんの凄いグルーブと歌心に圧倒され、こちらはたどたどしく絶体絶命、必死に演奏している、その余裕のないシャカリキな気持ちまで小杉さんはすべてお見通しだ~ ! 、そんな緊張感あふれる(笑)Liveなのだが、今回のLive中のMCで、
「私、今日は腰が痛いんですよ....実家で草刈りやったんで。」
「みっちゃんは、今日の作業はここまでみたいじゃなくて、草刈りも一日で全部、ガ~ッワ~ッとやりそうだな。」
はい、まったくその通りです。最近は性格まですっかりお見通しになっている.....。
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yuko (火曜日, 06 12月 2011 10:35)
小杉さんと一緒に演奏されるうれしさと必死さが文章から伝わってきました。
ミチコさんのパワーを受け止めてくださる良き先輩がいらっしゃることは幸せですね。